GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

西郷ドン第10回

始まるドン。

橋本佐内って誰だっけ(笑)名前の響きに覚えはあるのだが。駄目ねえ。

ウィキ先生で調べてみたら、あらまあ、なんてこったい。例の弾圧事件で斬首だって。ああ~25、6歳で死んだんだ。気の毒すぎる。

調べていると、西郷と橋本佐内はすごく仲良しで、西郷は橋本のことをとても尊敬していて、死ぬ間際に持っていた手紙の中には彼からのものもあったらしい。そんなに仲良しな相手には見えなかったのだが。西郷のことハッキリ馬鹿にしていたし。「あなたのことを買い被っていた。今私が言ったことは全て忘れていただいて結構」シェー痛てててて

まあ確かに、西郷と、橋本やなりあきらやいぶまさとうとの会話シーンを見ていると、「西郷だけが何も知らないんだなあ」と思わせられる。彼以外のあらゆる人間たちがなんでも知っていて、彼の頭上はるかで情報戦を行い、駆け引きをし、主導権を握るべく権謀術策を尽くしているのを、下の方からただ見上げて「えっ」「えっ」て言ってる感じ。やけにその「田舎の純朴で無知な青年」を強調しているのは、幕末の荒れ放題なご時世の中で彼の根底は純朴でキラキラ目であることと、最後の頃には彼も政治力を身に付けて相手を陥れたりあるいは抹殺したりするようになる、その姿との対比もあるんでしょうかね。

アツ姫の実の父は、以前の大河ドラマでは確か、何て言ったっけ。あの人。新しい方の魔界転生でみやもとむさしをやった人。WOWOWの沈まぬ太陽で国見会長をやった人。えーとえーと。あっそうだ、ながつかきょうぞう。

あの人も正直、あんまりうまくないんですが(笑)アツ姫の時は結構良かった。無表情でドサッと立ってて、ほんの時たま優しさをのぞかせる、みたいなのが合ってたんでしょう。ほめてるように聞こえませんね。みやもとむさしの時はその「無表情でドサッと立ってる姿」が本当に、でくのぼうチックというか、気の力で人をも殺せるような剣豪には全然見えなかったー

ながつかきょうぞうとは関係ないのですが

どんな役でもやれる役者と、とある決まった型の役しかやれない役者がいたら、前者の方が優れた役者と言われるんでしょうが、その「決まった型においては、他の追随を許さないほど嵌まる」その役でのみ評価するなら、後者の方が上ということもあるんでしょう。役を演じるというのは、工場で商品を作っているのとは違うから、一人の人間でいろんな役がやれる、コストパフォーマンスが高い、というものではない。

その「これっきりのはまり役」の例として寅さんを出されたらあつみきよしはものすごく嫌がるだろう、とは思うんですが、あつみきよし金田一耕助をやったのを見たけど、正直、寅さんが真面目ぶってるようにしか見え(略)誰か居ませんか。他のどの役をやっても「誰それにしか見えない」と言われてしまうような。やまだやすおさんとルパンもそういう感じがあったけどね。

役者はどうなのかね。誰もが、どんな役でもやれる役者になりたいと思っているんだろう。何をやってもこの役にしか見えない役者にはなりたくないだろう。でも、そんな役を見つけたいという気持ちも、ちょっとはあるんじゃないか。はまり役。下手するとそれ以外出来なくなるくらいの。自分にしか出来ない役。どうだろう。

ものすごく脱線しましたが

ゲエッなりあきらってもう死んじまうの?早すぎる。もっともっと西郷とのいちゃいちゃシーンを見せてからにしてよ~。そんなシーンはないって?うっそだー

でもわたなべケンは主人公が憧れて惹かれてやまない主君としての説得力があって、良かったな。画面映えする。ケンになりあきらをやってもらえて良かった。もう過去形ですが。あ~残念