GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

あばよ!おれの

コブラ
ビーティー先生が亡くなってしまった。なんかもう、次から次へとという感じです。コブラのテレビ版の声を演じたのざわなちさんもクリボーのコバヤシさんも原作者のビーティー先生も亡くなってしまってもう誰も居ない気持ち。
でも今回より、やっぱりのざわなちさんが亡くなった時の方が、コブラとお別れな気持ちでした。ところで前にも言ったけど私は映画のコブラが大好きです。あんまり評価されてないんですが映画のコブラ好きなんだけどなあ。宇宙の広さと寂しさ、あてどなさ、たとえ敵も味方も誰ひとり居なくなってしまってもひとり虚空を進んでいくコブラの強さみたいなのが良く出てたと思うんですが。そしていろいろ言われてましたけどまつざきしげるコブラも良かったよ。そりゃ演技が上手とは言えなかったけど、雰囲気。余韻。キャラクターの感情が伝わってくるその辺り。テレビが終わって随分経ってから作られたアニメはOVAなのかな?あれのオープニングのどれかとエンディングをまつざきしげるが歌っていて、とても良かった。コブラっぽかった。映画の主題歌もしげるが歌ってて、あれもすごく好きである。突然ですが、しげるって歌うまいね。何を今更ですが、カラオケで歌ってみるとしげるのうまさがよくわかるよ。男で、高いキーの歌を歌える人っていろんなタイプが居ると思います。おだかずまさタイプ。まつやまちはるタイプ。ひらいけんタイプ。ヒゲダンタイプ。しげるがどんなタイプかとっさにわかりませんが、「自由に、地声で、余裕をもって音を叩きだせて、歌の世界を語れる」って目線では、しげるは結構上位ではないだろうか。誉め過ぎ?
寂しくなってようつべとかにこにことかで「コブラのヒューッ!なシーン」とかを観に行って、やはり皆さん「ご冥福をお祈りいたします」なコメントを寄せていて、それを見てちょっと寂しさが紛れました。SNSって良い面もあるよな、と思う。こういう時には。あと例のオープニング。「コブラじゃねーか!」とかの訓練されたコメントのやつね。しかしあれは、最初に考え出された時にはどういった流れだったのかしら。でもあれも、自分がその訓練されたコメントを打ち込んでる時って「皆に参加して大きな動きのひとつになっている安心感」を感じるんだろうなと思いました。考え過ぎでしょうか。今行って打ち込んで来ようかしら。「待て、この孤独なSilhouetteは…?」
まあ、誰かに生み出されたキャラクターは、覚えていて好きでいる人間が居る限りは死なないのである。ということで、コブラは今もレディと共にどこか宇宙の果てをタートル号で翔けているのです。