GRJ日記

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ゴールデンカムイの映画観た

観てきました。
前評判が良くてよかった~と胸を撫でおろしてたんですが、実際自分で観てみてとてもよかった。正直、自分が知ってる実写化映画の中で一番良いんではないかと思います。関係ないんですがるろうに剣心を観た時「こんなにも、ワイヤーの存在を感じさせないワイヤーアクションって出来るんだ。さとうたけるすごいなあ」と思ったっけ。今回はワイヤーの出て来る場面はなかったと思いますが、やまさきけんとを代表とする役者さんの運動神経の迸りがすごかったです。団子の串をぶっ刺された後の、椅子ごとバク転、あれを実際にやっててびっくりした。そうそう、団子の串刺しシーンもなにも原作そのまんまでした。鶴見さんの馬がやられて自分でターミネーター走りした後で銃をクルってやって小指立てて「今日はやめておこう」て言うシーンとかも、和田さんの指食いちぎるシーンも、「殺せ!」「はい」ターン!もまあどこもかしこも原作でした。違うのは月島軍曹の身長くらいで。
アシリパさんが棒読みだったけど、それもアシリパさんらしいと思えた。変顔かわいかった。是非、カレーライスの時の顔もやってほしい。リスを捕まえる罠のところの指使いが良かった。ケントでは杉元はどうかなあ線が細すぎないか、と私も皆さんと同じ様に思いましたけど、思いのほか良かった。人を沢山殺してきた兵士の顔と、カワウソの頭食べづらくて苦悶する顔と両方がひとりの人間の中にあるあたりがちゃんと出ていた。「うんこじゃねーっつうの」の言い方も良かったし、ああ~トラジが杉元をぶん投げて助けてくれるシーン、泣いたわー。同じ流れで、源次郎の義理の弟が死にかけてて、カネモチ食べさせて味で源次郎だと判る。あのシーンも今度やってくれるかなあ。
そうそう、杉元が逃げ出した後のソリ戦がちょっと盛ってあったね。二階堂と月島さんの見せ場があった。もう少しでソリに辿り着くというところでアシリパさんに縄を切られて無表情で落っこちていく月島さんがまんま月島さんだった。鶴見中尉が追いつく、というところで杉元とバトンタッチしてアシリパさんが矢を射るのもかっこよかったし。全然不自然さがないのがすごいね。多分作っている人たちが完全に原作を自分たちの中に取り入れて咀嚼してるから、少し変えるにしても絶対改悪にならない、原作にきちんと添った形で変えることが出来るんだろうと思いました。
あと白石が、最初にPV観た時、鶴見さんや土方さんのはまりっぷりと比べてちょっと不安だったんですけど、動いたらとても良かった。ヌッタァァァ「妖怪?」のところとか。早くこの白石の、頭巾ちゃんに脚撃たれてギャーってなるシーンとか、房太郎との会話とかが観たい。
牛山の裸体はあの感じであってるんだろうか。おっぱいがすごいけど。早く彼の大暴れが見たい。今回は全然だったので。早く熊を投げ飛ばしたり、いとも平然と「よいしょっ」瓦礫を覆すところとか観たい。最後の大暴れは観たくない(涙)
早く次が観たいばかり言ってますけど、ちゃんとキロランケとかインカラマッちゃんとか予告で出てたもんね。作るんだもんね。観たいと言ってもいいんだもんね。いやしかし、全部やったら全十回になるよね。どうするんだろうね。これだけ原作を大切に映像化してたら全十回くらいになるよね。カット出来るのはアネハタのところくらいだろう。ああ、宇佐美やるの誰だろう!鯉登は?ワクワクする!
あとフチがまんまフチで笑った。声もフチだった。フチのためにも次をはよ作って!
まあ、形兆を殺したのがラスボスとかの時短をかました挙句永遠に上映されないVOL2、という前例もありましたが、ゴールデンカムイはそういうことにはならないで済むだろう。期待して待ちます。

映画鑑賞記念に「中身は誰かなアクリルチャーム」と「中身は誰かなカンバッヂ」を買って開けてみたらどちらも鯉登さんでした。映画に出てないのに(笑)杉元のマフラーをイメージしたエコバッグを買ったのでこれに付けてちょっとイタい感じにして、今月いよいよ開催のゴールデンカムイ展に行こうと思いまーす!

 

野田サトル先生は沢山来た実写化の話、でも待って待って「よし、これなら」という人たちに委ねて、まさに大正解の作品が出来上がって本当に良かった。
なんだかひどく不幸な事件があったようですが、あのー、基本的に実写化はまず絶対に「これじゃない」代物になるんだから、許可しないのが正解だと思う。実写化よりはアニメ化か、パチンコ台の許可の方がまだいいんではなかろうか。