GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

西郷ドン第4回

始まるドン。

さわむら一樹は切腹になってしまった。最後まで笑顔で明るく、次世代に託して、一緒に酒を酌み交わしてくれた。今までに見た中で一番いいさわむら一樹ですね。かざまもりおに介錯頼んでたけど、それってすごい仲良しだよな。お前大丈夫なのか。お隣さんの島流しよりひどいことにならないか。心配した。

でも夜中に、一心に介錯の練習してるかざまもりおはちょっと見直した。腹が据わってた。

スピードワゴンの「あまーい」の方が弟役で出ていました。そこそこちゃんと芝居をしていた。まあ、塚地もですし、お笑い芸人にとってはこのくらいの役はコントをする感覚でやれるんだろうなあと思ってみていましたが、もちろん、主役級の役柄を一年間与えられたら役に負けてしまうだろう。でも中には主役級を一年間背負い切れるお笑い芸人もいるのかも知れない。ああ竹中直人とか、と言いかけたですがあの人はもともと俳優でしたね。失礼しました。

あまーいと西郷が見守る中切腹してました。きつい。腹に刺した瞬間首落としちゃだめなの?そういうやり方もあるじゃないですか。昔の時代劇で、腹を十文字に切って、着物をちゃんと着直して、その後喉を突いて死んだ人が居て(確かにしだとしゆきだった気がする)なんでそこまで苦しんで死なないといけないのかとゲンナリしました。ただ喉突いただけで死ぬんだから腹裂かなくてもいいでしょ!なんかこう、決意表明みたいな意味があるんでしょうけどね。これだけの苦痛を耐えきって死んでみせましたみたいな。見てるこっちはたまらない。

目の前で斬られて首が落ちるのを見たら、私はもう寝込むと思うよ。見たものを忘れられなくておかしくなると思う。西郷はここまで、もちろん現代人とは比較にならないほど過酷な環境で耐えながら生きてきただろうし、侍として育てられ生きてきたけど、目の前で首が落ちるシーンって見たことはないだろう?心構えひとつで乗り越えられる映像なんだろうか。わからない。

阿部さん。アツ姫の時は草刈まさおで、有難い人だなあと思いました。今回はふじきなおひと。相変わらずへたくそだなあ。喋れてないよ。ひどいこと言ってごめんね。

私以前はふじきなおひととさわむら一樹って同じようなくくりでとらえていたのですが、今回両方同時に出ている作品を観て、さわむら一樹の方が上手だなと思いました。前はかみかわたかやも同じくくりに居ましたがあの人は平もりもりを観て「おっ」と思い、沈まぬ太陽を観て見直した。ふじきも見直したいのでがんばってください。偉そう?

わたなべケンが「絶対譲らない」と言い張るかがたけしに近寄ってなにをするのかと思いきや。BGMはダーティペアのオープニングだね。「今夜、ヒミツの薩摩においでよ たまにゃ無謀な政治に酔いしれ」しまづ家の命運をロシアンルーレットで決めたってのはもちろん脚本なんだろう?一発目に弾が出たらちょっとないほどマヌケでしたね。「こいつ、なにしに来たんだ」

青木ムネムネが面白いキャラだなあと思いました。最初は、今の薩摩のためには母親を廃することが一番だとか全部わかっていてそれが出来ない自分の無力さを自嘲してるのかと思いましたが、ルミ子に「母上が心配です!」とか言ってる姿を見ると全然そんなのではないみたいだし。いやあれもわかった上での演技なのかも知れないけど。わからん。この後わたなべケンの国になってからのこいつの態度でわかるな。かがたけしも、「自分と、妖怪みたいな妾が悪いんだってわかってるけど、もう今更戻れないし、何よりも、自分より上の長男にだけは継がせたくないから、こうやっている」のかと思ったけどそれは違った。ゴリさんに罪をなすりつけてるところ見て、わたなべケンと一緒に腹を立てた。このくそバカ野郎。ゴリさんに謝れ。

わたなべケンが薩摩にやってきて、皆がああこれで暮らしが変わる、今までのつらく苦しいだけだった日々が終わる、っていう歓喜の雄叫びを上げるのを、目を閉じて聞いているわたなべケンの表情が良かったです。駆け寄る子供らを排除しようとする家来に「ああよい、よい。子供は国の宝だ」って言うシーン。あの遠い遠い昔、ケンがそう言ったのを聴いて、この人は違う、と思った時のことを西郷が思い出したところ。あそこも良かった。

今の世の中で、県知事や、市長が変わったからといって、これほどの、腹の底からの喜びの声で迎えるなんてことはあり得ない。あの人たちの歓喜の思いが伝わってきて、よかったねえ、と思いつつ、県知事や市長にたてついて他の候補者を推しただけで死刑にされたりしない時代であることを、ありがたく思う。

来週は西郷とエイタが糸ちゃんを巡って相撲対決。そういうのいらん。もっとわたなべケンと西郷のあれやこれやを見せてよ!需要と供給!目指せ夏コミ!