GRJ日記

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西郷ドン第3回

始まるドン。

これでもかこれでもかと「西郷はボンビーなお百姓の味方」刷り込み攻撃。わかったわかった、降参だ。まあ、西郷も貧しくて苦労したのは確かなのだろうし。それにしてもかざまもりおには腹が立つ。お前、侍だとか誇りがどうとか言える立場か。貧乏なのにお前が次々と子供をこさえるからだろう。でも、かざまもりおが特に空威張りの能無しというんでなく、あの時代あの地域の、ああいう立場の、典型的な人物なんでしょうね。金貸しのおじさんがまた、えらく西郷を買ってお金を貸してくれたけど、あれも本当にあったことかしら。でも高利で貸して身ぐるみはいだりはしなかったみたいだから、西郷の人柄に感じ入ってはくれたのかな。一瞬、たなかみん?と思ったけど違いました。

物を知らない私はあの剣の腕のたつ少年、中村半次郎、が誰なのかしら。とか思ってウィキ先生にお尋ねして、「へえー」状態でございます。お恥ずかしい。

ゴリさんが毒を飲んで死んじまった。哀れだ。まあ、ゴリさんは自分でも密輸だの悪事に手を染めていて、その上での自死でしたけど、たまに、自分は真面目にやっとるのに殿がバカで、その殿に忠義を尽くし身代りになって死んじまう重臣もいますね。そういう人を見ると、「この人の、誰にも見せない心の奥底の本音はどんなものだったんだろう」と思います。自分が仕えているバカ殿は側室にたぶらかされて国政はぐらぐら、自分は今故郷を遠く離れた場所で、ひとり罪をかぶって死んでゆく。その時、一切の後悔はなく、「殿を守るのが臣下の本懐」と満足して死ぬのだろうか。いやそんなことはあり得ないと思う。後悔があるとしたらどの部分を悔いるのだろうか。殿を止められなかったことか。あの殿に仕える家に生まれたことか。

わたなべケンがゴリさんに一杯やろう、ともちかけて、来ないゴリさんをひたすら待っている姿はちょっと、良かったな。あの二人が手を組んで政治に取り組んでる姿も見てみたかった。ケンゴリ。なんでもかんでもその表記をするなよ。

って、バカなこと言ってる場合じゃないよ。さわむら一樹に切腹命令だって!ええええ、ちょっと!やめてよ!冗談じゃない。

時折、歴史には、こういう「粛清」「弾圧」が起こりますが、私これ本当に嫌なんです。イヤじゃない人なんかいるわけないけどさ、もっとこう、恐怖する感じで嫌だ。日本ではつい数十年前まで、体制によって「言ってはいけない」「書いてはいけない」とされているものを表現しただけで、しょっぴかれて、合法的に殺されたのだ。そうされている人、そうしている側の図を想像するだけで、恐怖と嫌悪で身が縮む。

時々バカなことを言ったりしたりしている人が居て、こいつバカだな、どうにかならんかと思って腹が立つけど、このバカが無言の複数人に引き摺られていって、それきり二度と帰ってこないなんて事にならないのを、ありがたいと思わなければならない。

それにしても…

え~、さわむら…もったいない…こんな早々に!薄い本はどうするの!

ってバカなこと言わないとやってられない。