GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

やってはいけない

読み方ばかりしている。
先日、漫画の読めるカラオケ屋に行き、本棚を見たらゴールデンカムイが並んでいましてな。
小脇に抱えて部屋に入りましたが、さすがに全31巻は夕方からの数時間では読み切れず。読み切れないなら読んだところで終わらせればいいのに。
結末が気になって仕方のない私は斜め読みをしてしまったんです。マンガに申し訳ない。深くお詫び申し上げます。
でも、杉元とアシリパさんがあんな形で物語を終えることを知ってとてもとても安心しました。あ~良かった、ちょっとないくらい安心した。その点だけは満足しています。でもごめん。
そして、最後まで読んで印象の変わった人が結構居ました。というか鶴見さんの部下たちは軒並み意外だった。
一番が鯉登さんだな。最初は、鶴見さんに手玉にとられ利用されるためだけに居るようなそれこそボンボンの印象でしたが、最終巻での成長ぶりもですが、あの人の「人としての、真っ当さ」には本当に読んでいて救われた。谷垣とインカラマッを赦してやろうとするくだりが特に。あと「自分と父親は別にあれでいい」と言い切るあたりとか、こんなに大人なのかと(あるいは、大人になったのかと)意外でした。
谷垣を躊躇なく殺そうとする月島には閉口したけど納得もしていた。この辺に来るまでにさんざん、一緒に旅をしたり一緒に劇をやったり共闘した相手と、あっさり命のやりとりをする展開を見せられていましたので。家永さんも、江渡貝くぅんと一緒で、変態の人でなしなんだけど、最期の心意気でグッとくる人ですね。そして家永さんに言われた言葉に対する答えを、あんな場面で出してよこす牛山さんに、涙が止まらなかったよ。牛山、すごく好きだ。キャラクターとして気になる一番は鶴見さんですけど、好き度でいったら牛山は一番か二番です。
そして息をするようにあっさりと人を殺す月島ですが、鯉登さんのことに関してだけは、鶴見さんに「嘘でも気づかってやれ」とか思うんだなあと思いました。鶴見さんがアシリパに話しているのを盗み聴きしながら、個人的な恨みでやってたらぶっ殺すと思ったり、そうではないと聴いてホッとして安堵してるのを見て、この人もう感情なんか手放しているのかなと思っていたんですが、全然そうではなかったんだなあとちょっと意外でした。月島さんは鶴見さんの手足となって汚れ仕事をすることが生き続ける理由になっていましたが、ああいう鯉登さんの下にいて働いていくうちに、きっと違っていくだろう。こう、陽の下へ出ていく感じで。
尾形も最後にはびっくりした。あの人を動かしているのが結局弟やアシリパへのああいった感情なんだってのがまた意外だった。もっとこう、そういう自分をも客観的に観ているのかなと思っていたので。
鶴見さんがアシリパに初めて会った時の、憎しみと絶望と変な汁に満ちた態度にびっくりしました。月島さんも驚いてたけど。鶴見さんの、頭で考えた理屈とか計画と、心情的な悼みの気持ちや愛情とのバランスの悪さがなんとも、魅力があります。
そうねえ、意外さが無かったのは谷垣さんだけかな(笑)良かったね、すてきな奥さんが出来て、子供がいっぱい出来て。幸せになって良かった良かった。あと二階堂も意外ではなかったか。可哀想だったけれども。

シブのカップリングではもっぱら「杉リパ」と「鶴月」を見るようになりました。なりましたっていうか…
杉元とアシリパは単に、普通に結ばれて幸せになって欲しいって思うし、鶴見さんと月島さんは、ちょっとくらいは安らいでもらいたいと思う感じですね。大きなお世話ですが。
進撃の巨人で、エルヴィンとリヴァイのカップリングを読んでる時の感じに近いです。「ちょっとくらい休んで欲しい」って思う感じね。

 

今度4部アニメも改めて始まるみたいだし、この先最後までアニメで追えるのがとても嬉しい。