深夜残業ではなく。ホラーノベルゲームです。
私の好きな実況者さんがやっているのを観始めて「これは自分でやりたい」と思い観るのをやめて以下同文。
いつもこのパターンだな。私の好きなタイプのゲームばかりこの実況者さんがやってくれると言うべきか。
あなたは会社がいくつか入っている3階建て以上の高さのオフィスビルで就業し、そして残業したことがあるか。まあオフィスビルに入ってる感じの会社に就業したのなら残業を一回もしたことがない、ということはあり得ない気がしますが。一回もない、という人がいたら余程しっかりした会社＆しっかりした上司＆あなたの能力がある、のだと思います。
私は一番最初に就職したのがこのタイプの会社でした。考えてみるとあれ一回だけで、あとはずーっと個人経営の事務所や、マンションの一室などばかりの気がします。そして残業しまくりました。たしか社員旅行の後で会社に戻って仕事をした覚えもある。私は小太り人生を送っていますが、人生で唯一「痩せている」時期があり、それがあの会社に居た頃でした。いくら痩せていても戻りたくはないな……… えー、そのオフィスビルで残業を経験したことのある人なら誰しもが理解可能な恐怖ゲームです。まあでも、夜のオフィスビルが怖いのは当たり前で、今までにも同じようなホラーゲームはやった覚えがある。急に点滅する蛍光灯、赤い非常灯、緑の非常口、外階段の下から誰かが昇ってくる靴音。そして必ず出てくる、過労死してしまった筈の人間。
そういう要素要素を見ると目新しさはなく、使われている音の素材もよく聞く男の悲鳴とか、「あっこれナントカの森ででっかい顔の化け物が迫ってる時の警告BGMだ」とか。しかし、いつどこで聴いても「あっこれでかい顔の化け物の音楽だ」と思わせる力はすごいですね。脱線しました
でも、このゲームは、画像関係が上手です。画像がこんなにいろいろバリエーション豊かで個性的で上手に恐怖を煽ってくる力があるのはすごいなあと思った。だからこそ余計に音関係がもったいないなと思ってしまう。
個人的に、例の「過労死した筈の誰それさん」にもえました。なんなら主人公とナニがアレしてる虹捜索が作られても良いのではと思いました。
そういえば、深夜のオフィスでナニをアレするていうのは結構王道ですものね。昼間は沢山の人が忙しく働く職場で、今はこんなことやあんなことを…！見回りの警備員さんに気をつけてね。
というわけで、夜のオフィスビルの恐怖を味わいたいあなたは是非やってみて下さい。一応これがトゥルーエンドかな？と思うルートのおしまいに、なかなか凝った演出が続くので、じっくり楽しんで下さい。
