GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

ゴルゴさん

相変わらずゴルゴを観ております。
ゴルゴさん、額せまいな。『猫の額』は、狭いことの喩えとして使われますが、『ゴルゴの額』でもいいと思う。角刈りの生え際から眉まで2センチくらいしかない。そしてブーメランで薙ぎ払われた跡のような頭。前頭葉がほとんどない。前頭葉って感情とか道徳とかを制御するところだっけ?まあ確かに、「感情的」「道徳家」と対極に居る感じはありますが。ああいう頭の形だから凄腕スナイパーになれたのかも知れない。違いますね。
先日車のディーラーに行って、待っている間マンガのコーナーに行き、進撃の巨人でなくブルージャイアントでなくゴルゴ13を手に取った私でありました。もうすっかりゴルゴづいてる。ゴルゴブーム。床屋で待ってる間のマンガコーナーで一番多いのはゴルゴ13らしい。確かに。
まるで機械のような。人間とは思えない。等々言われていますが、でも少し読んでみるとゴルゴさんなりのなんというか「基本的に人が死ぬことに無頓着だし、誰が死んだって泣くような心の動きは無いけど、でも相手が感情や経験を持った人間であることはちゃんとわかっている」あたりが、なんとなく伝わってきます。依頼人が裏切ると絶対許さないように、助けてもらった恩義にはちゃんと報いる。それは大きいですね。
ゴルゴさんの名言集を眺めて、なかなかグッときました。一番グッときたのは何かなあ。大概は「10%の才能と20%の努力 そして30%の臆病さ。残る40%は 運だろう…な」てやつを挙げるでしょうが、私は「”男”なら、他をあたってくれ…少なくとも、”女と暮らしてもいい”と思っている男をな…」ですかね。ゴルゴに惚れて一緒になって欲しいと願う女に、最後のシーンで言うらしい。シブイ。
あと、凄腕の殺し屋の女との切ないラブストーリーがあったらしい。この話だけでも買おうかしら。
あと、ゴルゴさんは子供になつかれるらしい。そしてまとわりついてくる子供には優しいらしい。多分三平にも好かれるだろう。「なんだなや、今日はゴルゴさん居ねえのけ?残念だなぁ。あっゴルゴさん!釣りに来たのけ?」「………そうだ」「よーし、負けねえぞ!」「………」
ゴルゴさんの顔を見ると思わず笑ってしまうけど、かっこいいよね。ゴルゴさんはラオウ範馬勇次郎に勝てるだろうか。勝てるかな?勝てないかも知れないけど生きのびる気はします。