GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

これにかけては

前から何度か言っている話ですが「ナニナニにかけては、見るからに強そうなAよりもBの方が強い」というやつの話です。前に言った話では、車の運転にかけてはラオウ範馬勇次郎よりも藤原タクミ君の方が上だと。
その、異種格闘技(いろんな意味での)戦を想像するとなかなか面白いです。今は釣りキチ三平ゴルゴ13を観ているので、釣りにかけてはゴルゴより三平が上だよなと思うわけです。
あとコラボものを考えました。
どこぞの渓流で釣りを楽しんでいる三平「へっへーん、どんなもんだぁ、オラの腕は。ん?なんだあの人。こんな山の中なのにセビロ着てっぞ。なあおじさん、何を釣りに来…うわっ」「俺の背後に立つな」「何すんだよ振り向いた途端に殴るなんて。乱暴だなあ」「………」「まあいいや、さっき釣ったイワナ焼いて食うけど、おじさんも食わねえか」「………」
今日は釣り大会が開かれる日だ。とある大物政治家が政治力を駆使して一位の座を奪い取ろうと画策する。狙いは一位の人間に許されたこのへんの土地一体の権利書だ。大物政治家はここらの川をつぶして均して一大レジャー施設を建てようと考えているのだ(ちょっと昭和っぽい事情)最後は三平と大物政治家の一騎打ちとなった。
「ふはははこのままいけばわしの勝利だ」
「なにを。オラぜってえに負けねえぞ」
「三平くん。釣りをするのに、勝つとか負けるとか言うのはおかしいと思わないか」
「魚紳さん…オラ間違ってただ。うん、オラはただ釣りを楽しむことにする」
「おおっすごい大物がかかったぞ。わしの勝利じゃ!わはははは!」
(釣りは勝ち負けじゃねえ。オラが戦うのはイワナとだ)
その瞬間無心で釣り上げた三平のイワナが宙を舞った。一瞬、皆がそっちに目をやった瞬間、大物政治家の眉間を一発の銃弾が射貫いた。実はゴルゴはとある人物に依頼され大物政治家を狙撃するために来ていたのだった。
「なんだよ…死んじまったのか、釣りキチに悪いやつはいねえのに」
涙する三平の姿にふと目を留めるゴルゴであったが、やがてフイと背を向け、この場を後にするのであった。
まあねえ、三平は超高層ビルとかにはやってこないし、ゴルゴに無理やり東北の山奥に来てもらいましたけど、ゴルゴが狙う相手ではないですね。すみませんでした。謝るのはそこか。

ところでゴルゴって、哀れな娘が命を捨てて依頼する件は受けてやるとかあるのかな。そんなものは一切ないのか。でも、身を捨てて世界平和のためにゴルゴに依頼している人に応じてくれていた場面があったし、なんかこう…情に訴えるというよりは、誇りとか、信条に応じてというところが確かにあると感じます。全くそういう面のないゴルゴではちょっと、やっぱり、つまらんかなと思う。ほんのちょっとだけね。
ゴルゴって趣味はなんだろう。案外、この話の後で、釣りをやってみるゴルゴてのはどうだろう。