GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

実況を観ていて

ゲームの実況を観ていたら、「欠損少女を慰める」というアドベンチャーゲームをやっていました。
なかなかにデリケートな題材を選ぶものである。
この頃は、うつで引きこもりとか、ゴミ屋敷に引きこもりとか、興味本位でゲームの題材にしていいんだろうかと思うようなのがある。それとは逆に、敢えてそういうものをゲームに出来るのは良いことかとも思う。関係ないですが今では同性同士のカップルなんて本当にゲームの題材に選ばれるほどのセンセーショナルさもない。ひとつのパーソナルデータに過ぎない。それは確かによいことである。
「興味本位」でなく腹を決めて腰を据えてそのテーマと向き合おうというのなら良しとするてことでしょうか。なんかそれもなあ、真面目に作ってますと言っても、問題の当事者がそのゲームをやって「高みの見物的描き方だ」「面白半分に扱ってる。そんなものじゃない」と感じればそれまでですし、でもちゃんと考えてきちんと描けているのに当事者の心に響かなかったということもあるでしょうし、それはどんなものを題材に選んでも言えることかも知れない。
その「欠損少女を慰める」というゲームは、事故に遭って手と足を失ってしまった少女(中学くらい?)をひきとったあなたが、少女をいろんな形で慰めていくというゲームです。どういう形で慰めるかなのですが、ネタバレしますと、よりよい、建設的な、前向きな形と、逆に、薄暗い、頽廃的な、ご想像のような形とがあります。
少女は泣きながら「自分ひとりでトイレにもいけない。迷惑をかけてしまう」と泣く。その涙を拭いてやると「わかったでしょう、私は涙を拭くことすら出来ないの」とまた泣く。主人公は「迷惑なんかじゃないし、迷惑ならかけて欲しいんだ」と言う。
そのくだりを読んで、泣いている5部ナレフの涙を拭いてやるアヴ氏の図をひとりで想像したというオチでございました。涙を拭いてやるところ、抱え上げてトイレまで連れて行ってやるところ、見たことがあるかのように見える。
見えますけど、やっぱ、5部ナレフはしんどすぎる。気の毒すぎてもえない。テレビアニメになった時に、皆の書き込みで「この謎の男は一体誰ナレフなんだ」っていうのに大笑いした思い出はありますけど、そのくらいで。

年末ですねえ。今日ようやく年賀状が終わったですよ。元旦に着くのやら着かないのやら。そして私の仕事は年末年始もへったくれもない。30日が一番大変かな?なんでもいいですが、大晦日にはすき焼きを食べたいな…と思っています。おわり。