GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

時節に合った

職やアイディアというものがございます。
食い物の配達に特化したチャリ軍団や、暑くても涼しく感じるマスクなど、一年前には想像もつかないものが今は必要とされている。
たとえ世間がどうなろうと全く変わらない仕事というものもあり、やはりそれは第一次産業方面だろうと思われる。春にやること。夏にやること。秋に収穫し、冬は来年の春に備えておく。あるいは、ここからこの時期に漁や猟をしたり、家畜を育てて出荷したり。やはり、「食べるものを作り出す」ということは、弥生時代だろうと現代だろうと絶対に必要で、一番基本的な仕事である。すばらしいなと思う。
それと正反対の、現代の世の中の動きによって必要となっている仕事もある。それこそ一年前には無かった仕事、「涼しいマスクを作る」などの。アイディア一本勝負、臨機応変、どうせ人間百年経てば死ぬのである。思いついて形にして人が寄って来て「これは便利だ」と言ってくれるのが嬉しい。みたいなのも、また良いなと思います。
で、ここからは別の話ですが、
オレオレ詐欺というのがある。あれは過去のいつ頃からか世にはびこりだし、結構な額の被害が出ました。今も手を変え形を変えて残っています。もちろん、こんなこと考え出すやつはろくなものじゃないが、でも、未だに引っ掛かり続けている人が居て、それぞれ少額とは言えない金額を払っているのを見ると、この方式を考え出したやつは、詐欺師としてすごいなと思う。人の心理の隙を突いている。私がオレオレ詐欺を考え付けるか?と思うと絶対無理ですよ。このやり方で騙される人がどのくらいいるか。結果的に現ナマを手に入れるところまで辿り着けるかどうか。ある程度以上の成功率で。
オレオレ詐欺にひっかかる人のことは、まあ、責められないなと思うんですね。私のところに「俺俺。事故を起こしちゃって、示談にするのに金が要るんだ」という電話があったら「悪いけどお金はないからこの電話を切って警察に電話しなさい」と言うだろうけれども、タンスに小金があって、可愛いけどさっぱり顔を見せない孫や息子が居て頼まれてうんと言ってしまうばあさんに「へえ~そんな金があるんだ」なんて言うのは意地悪というものだろう。
でも。
ウソの予約でポイント稼ぎする悪人。
あれは、システムが公開された瞬間に、「あれ。実際に泊まらなくてもポイント付くんだ」と思うだろう。そして「危ないなあ。大丈夫なのか?」と思うのが通常で「よし、やったれ」と思う非常識なやつもいると。
なんでこんな、悪への誘惑みたいなシステムにしたんだろう。作った人がよほどやる気がないのか、性善説なのかどっちだ、と思いましたが、もう一つ、タダでポイント稼ぐためなら犯罪に足を踏み込んでるくらいのことをしたって構わない、という気持ちが一切わからない人の可能性もあるな。ついでに、そういうことをされたサービス業側がどれだけ迷惑をこうむるかということも想像つかないんだろうな。お前責任とって自腹切って宿泊施設に宿泊費補填しろ。そう言われたら慌ててセーフガードを考えるだろう。
この事に関しては、バカなことをするバカよりも、そういうシステムにした側に対して腹が立つという話でした。バカよりもバカだ。