GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

よくある怪談のパターンで

変な時間に、ここに居るはずのない人が突然訪ねて来て、意外に思いつつも対応する。相手は「もう会えなくなる。ありがとう。好きだった」みたいなことを言って、居なくなる。慌てて名を呼び後を追うが、どこをどう去ったのか影も形も無い。
なんだ今のは、と思っているとそこに、当の本人が亡くなったという知らせがきて、愕然。
というやつね。読んだり観たりしたことが必ずあるでしょう。
ホラー好きはもう、居るはずのない人が出た瞬間に「死んだな」「幽霊だな」「今までありがとうだな」と思う。イヤな慣れ方をするほど何回も見せられたパターンなのです。
で、四八(仮)という有名な伝説のクソゲーがあります。私はやったことはありません。
日本の各都道府県に割り振られた怖い話を読んでいくというものなのですが…
いろんなクソゲーの条件が揃っているらしい。山ほどのシナリオをどんどん読んでルートを潰していくタイプのゲームだというのに、全部埋まらないバグがある。致命的だね。
読むという行動だけでポイントを使い、変な順番で読もうとするだけでゲームオーバーになる。
読むために「誰それが生存している、誰それがどこの県に居る」等の細かい条件があってただでは読めない(ことがある)。
一部のシナリオがひどすぎる。
などなど。
途中でクリアを諦めた人が沢山居るらしい。そりゃそうだよねと思います。私の好きな実況者さんが頑張って丁寧に読み進めていて、それを見せてもらっている。
「鹿児島県」だかのシナリオで、その「急に出てきた人が別れを告げて」というよくある怪談を逆手に取っていて、面白かった。
そしてまた、今言った「誰それがどこの県にいる」というしち面倒くさい条件が、ルート分岐にとても効果を上げていた。なるほど、と膝を打ちました。こういうのをもっとうまく使っていたら、ここまでクソゲー呼ばわりされなかったんではなかろうか。

 

私の好きな実況者さんは本当に地道に丁寧に攻略していく人です。ゲームの製作者が「あなたのためだけに」といってゲームを作ってくれて、それを実況しているのを2本ほど観ました。どっちも、とても丁寧にきちんと作られていて、自分の作ったゲームを愛情もって実況してくれていることへの感謝なんだろうなあと思いました。
もうすぐ終わってしまうフラッシュで2ちゃんねるのキャラを使ったゲームの実況も観て、2ちゃんねるのノリというのもついていけないところはありますが、皆おのおの愛情と友愛を持って交流してる面もあるよなと思います。
ネットは良くない面がどうしても取り沙汰されますが、良いところも沢山あるよね。誰にもどこにも吐き出せない孤独や絶望や自己卑下が、顔も本名も知らないパソコンの向こうの人々とのつながりに救われるってこともある。それは確かです。私もネットの片隅であげている腐った話に感想もらえたりただ読んでもらえているだけで「よし、頑張るぞ」と思える。実生活だけではとてもやっていけないよ。