GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

Until Dawn

ゲームの実況を観ました。
3級ホラー映画でどかすか死んでそうな若者たちが、冬山のロッヂで過ごす。だが一年前彼らの仲間だった双子の姉妹が不審死を遂げており、若者たちの中には彼女らの兄が居るし、双子の片割れをひどく意地悪くからかった者も居る。そしてまた彼らを遠くから見ている謎の影も居る。果たして彼らは生き延びることが出来るのか。
まあ絵がすごくきれいで、さすがPS4です。家庭用ゲーム機はここまで来たんだねえ。びっくりだよ。大昔、ファイナルファンタジーのCGを観た時にすごいなあと思ったことがありましたが、あれと比べ物にならないくらい格段の進歩。実写だよほとんど。昔の「実写みたい」なCGでも、まだ実写には見えなかったし、それですら時々入るイベント映像に限られてたしね。これゲーム画面が実写に見えるもんね。
と、ひとしきり映像の進化に驚いてから、
あなたがゲーム好きなら、今までに、あなたの選択によってそれ以後の展開が変わるゲームを絶対にしたことがあるだろう。結構大好物だろう。私はそうです。
このゲームはまさにそれですし、また選択によってどういうふうに展開が変わったのかがすぐにはわからない。わかりづらい。あれでよかったのか悪かったのか、自分がこう変わって欲しい展開になったのかならなかったのかモヤモヤしながらなおも選択を繰り返していく。画面の隅に「あなたの選択によってなにかが変わりましたよ」というメッセージが出て、そして登場人物同士の人間関係や、性格なども変わっていく。時々拾う不吉なトーテムが、なにか危険が迫っていることを告げるが、はっきりした正体はわからないまま。
そしてまた時々、ゲーム進行と全く関係ない、精神科医に治療でも受けているような人間となって(惨劇の生き残りか犯人なのかも?)彼から「この写真を見てどんな印象を受けるか」「次の二つのうち、嫌なものはどちらか」等を訊かれて答えていく。この答えがまたどんな影響をもたらすのか。
若者たちは好感の持てるやつから持てないやつまでいて、カップルがいたり元カノがいたり嫉妬したりなんだり。西洋人のジョークのセンスに眩暈を覚えつつ、緊迫感半端ないです。実況映像観ているだけでもドキドキだ。若者がどかすか殺されるホラーものって、大概乱暴者とか浮気者とかが一発目に殺されますよね。次は臆病なメガネ君か小太り。賢くて誠実なキャラから先に死ぬことは絶対ない。そこら辺はセオリーだなあと思いますけど、誠実キャラから殺されるホラーものはいやだもんね。乱暴でバカで浮気者と、臆病者と小太りが事件を解決するのか。絶対イヤ。
と思ったら、乱暴で浮気者が俄然頑張って殺人鬼に立ち向かっている。そうだな。多少マイナスのプロフィールを背負ってても、男らしく行動する姿だけで印象変わるんだね。世の中の浮気者、頑張って体を張ってみせろ。印象変わるぞ。
そうですね、一度は必ず観たことのある若者ホラー映画に、自分が介入していける感覚かも知れません。これは自分でやってみたいなあ。PS4どこかに落ちてないかな。PS4持ってる人はぜひやってみて。