この世には沢山の許せないことがあります。と言うと大げさですが。イライラする程度ではなくカッとなって「許せん」と叫ぶくらいのことね。脱線しますがカッとしない人ってすごいなと思う。燃え上がる怒りや憎しみが胸に迫ることがないってすごいな。植物のような状態。きっと長生きするだろうな。吉良かな？でも吉良も結構カッとしてた気がする。康一君をいてこます時ももっと、『自分にとってはフツーのことをしている平坦さ』を押し出した方が、サイコ野郎の感じが出たと思う。
脱線終わります。
あなたも日常の中でそれを感じていることと思います。その中で、自分が一番許せないことは何ですか？
やっぱりね、「自分の都合だけで弱者を踏みつけにする人」などに対して怒りを燃やしたいところなんですが、先日よくよく考えてみたら、自分が一番許せないのは「不公平」みたいです。
ズルしてちゃっかりいいものゲットとか。してもいないことをしたと申告して褒め称えられたり労われるとか。自分の車を超スピードで追い越していった車はとっとと消え去って自分が捕まるとか。こっちはこんなに働いてこれっぱかりの給与、あっちはサボってなにもしてないのに肩書だけでそこそこの給与とか。最後のはなんだかやけに具体的ですが、とにかくそういった不等価交換に対して怒りが湧くみたいだ。なんか小者感満載で情けない。もっと巨悪に対して純粋で透き通った王者の怒りを燃やしたいものですが。
あと、夫が「てれびまがじん完全復刻」のマジンガーＺ本を買ってきたのですが、いやあ時代を感じる。マジンガーＺの透視図やら９大付録のマジンガーＺ時間割に機械獣ブロマイド、すばらしい。で、中を読んでいたらブロッケン伯爵へのインタビューのページがあって、「わたしは誇り高いドイツの軍人だ。その辺のうまのほねと一緒にするな」「首だけになったわたしをよみがえらせた。わがドイツの科学力は世界一だ。わっはっはっは」とか書いてあって、なんかものすごくどこかで見かけたなあという気持ちでいっぱいになりました。仲間？同志？肩を組んでプロージットとか言って酒盛り？
