GRJ日記

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兄弟船

唐突に出てきたタイトルですが
とばいちろうが歌う有名な演歌です。10人中9人が聴けば「聴いたことある」と言うだろう…無理か。7人くらいか。
漁師の男の一人称で歌われる内容で、俺には兄貴と父親がいて、どっちも漁師である。とにかく漁師一家だ。でも兄弟船は、おやじのかたみ、と言ってるからオヤジさんは死んじまった。なんでかはわからない。まだ若い兄弟なんだろうから老衰ではないだろう。姉妹が居るのかどうかは不明。でも「たったひとりのおふくろさん」という言い方や、楽な暮らしをさせてやりたいという心の声を見ると、姉妹の存在はなさそうな感じがする。
この歌のなにで妄想しろと、と言われそうですが、2番の歌詞がですね、陸(おか)に上がって酒のむ時は、いつも張り合う恋敵、なんだけど、海に出ればやけに気の合う兄弟鴎、と言ってるんですね。
ここのところちょっとなんかモヤモヤしませんか。飲み屋のおねえちゃん相手に必死で口説く弟、それをからかって笑う兄、ムキになってたてつく弟、いなして更に笑う兄、呆れて見ている飲み屋のおねえちゃん、海に出ると息ぴったり。アイコンタクトで網を巻き上げて今日も大漁だ。また陸に上がるとケンカの繰り返し。ある時、酔っ払ってつい「兄貴はあの女がそんなに好きなのかよ。おれ、俺だって」(こいつ、そんなにあの女が好きか)苦い気持ちを噛みしめる兄貴に「俺だって、兄貴のことが」「えっ…」的ななにかを感じませんか。あはははは。感じないか。
まあその、プロシュートとペッシでご想像下さい。私は満足です。漁師だからブチャラティでもいいかしら。ブチャラティが弟なら兄貴役は誰だろう。「俺一択だ」「なんなら、僕が弟をやっても」「このドグサレ新人引っ込んでろ」「殺意を感じました」