GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

マンガの名言

マンガの名セリフいろいろありますね。

一番有名なのは『諦めたらそこで試合終了ですよ』でしょうか。

あなたもいろいろご存知だと思う。私も考えてみたならあれこれ列挙できると思うのですが、今最初に思いつくのが、弱虫ペダルに出てくる『罪を背負っていない者が、人の上に立つべきではない』という言葉です。

これはまあ、物語の中の流れの上で出てくるセリフなので、ちょっと唐突に聞こえますが、私はこの言葉はやけに「そうだな」と思えました。

罪、というと悪事を働いたイメージが強いですがどちらかというと「敗北」「挫折」などの、責任を背負った上での負の経験ってことだろう。成功しか知らない、勝利しか知らない、勿論努力はしたけどそれが報われた形しか知らない人は、多人数を率いてチームで戦うという時の頭にはなれないだろうなと思う。要するに他人の挫折や敗北の苦しみを理解してやれないだろうということですが、「罪」という言葉を使うことでそれにちょっとこう、「赦されざる」「裁き」「罰」などの響きがプラスされハッとさせられ印象に刻まれる効果があがっていると思われます。『挫折したことのない者が、人の上に立つべきではない』でも意味は同じだけど、「そりゃそうだね」で素通りしてしまうもんね。

もちろんスポーツ戦に限らず、仕事でも、発表会でもなんでもそうだろうけど、私が下の人間だったらやっぱり、過去において「自分の力不足のせいでチームが勝てなかった」経験の一切ない人が上司やチーフやリーダーだったらついていけないだろう。まあ全員が全員「勝つイメージしか持ってない」チームであったらそりゃあ強いのかも知れませんが。

人間、ダメだったイメージに支配されるよりは、勝ったイメージで上から塗りつぶした方が力を発揮できるみたいだし。駄目だったイメージを勝利に結びつけるのは結構高度な技術と、強靭な精神力が必要ってことだね。

私もひとつ、定期的に必ずしなければならないことがあり、毎回うまくいくかいかないか考えると胃がキリキリと痛みます。健康診断で胃の写真を撮ると毎回「荒れがみられる」と言われる。あれのせいだなとそのたびに思うほどです。それのつらいところは、「絶対失敗できない」点なのです。駄目だった、では終われないことなのです。絶対に成功させなければならない。背水の陣という言葉を、こんなにリアルに感じることになろうとは思いませんでした。

ちょっと、具体的にどういうことなのか想像しづらいと思いますが、そういうこともあるのです。で…

やっぱりそういう時には、うまくいくイメージだけを自分の中に満たそうとする。もしだめだったら、のかけらも浮かばないようにする。

だがそれは結構胃の負担が大きいです。もっと他のうまいやり方がないだろうか、自分自身がもっともっと強くなるしかないんだろうか、それはともかくでかい外人がいちゃついてる話でも書いて気分をあげていこう、と言いながら過ごしている毎日です。