GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

決断ァン~~~

変なタイトルですが

大昔のタツノコアニメ決断を見続けていたら、硫黄島の戦いまで来ました。

あれですね。硫黄島からの手紙。クリントイーストウッド。にのみや。ケンわたなべ。私は観ていませんが。

で、今回、チャー研のような絵で、硫黄島での戦いがどんなものであったか知ったわけです。

泣いた。

アメリカにはもう最初っから勝てるわけがない敗けるに決まってる圧倒的力の差、しかしここを明け渡したらもう日本の本土へばんばん爆弾積んだ戦闘機が飛んでいく。大事な故郷、愛する家族の上に焼夷弾を降り注ぎに飛んでいく。出来得る限りその時を遅らせる。その目的のため、恥を捨て泥をかぶって粘り続ける。万歳と叫んで潔く散ることは絶対しない。

そういう覚悟で、飢えと渇きと硫黄のガスに耐え忍び、5日で落ちるだろうと思われていたところを1か月以上持ちこたえた人々のことを思うと、なんてまあ絶望的な状況の中、皆自棄にならず、頑張ったのだろう。その、「勝利を目指すことが出来ない、敗北が決まっていて、出来るだけその時を遅らせる」という、頑張るのが難しいことを、歯を食いしばってやった感。

そして栗林中将という人が筆まめで、妻や子供たちに充ててたくさん手紙を書いたんだって。幼い子のために絵手紙にしてやったり、その内容ってばもう、泣く泣く。

でも、

ちょっと誤解を招く言い方なんですけど、この人たちの生きざまに感動してはいけないと思う。この人たちは本当に、人間として親として日本人として必死で頑張った。それは本当にそう思うんですが、「よくやった」「えらい」と言ってはいけない気がする。うーん、うまく言えませんね。いや、よくやったと思うしえらいと思うんですけど、それこそ手放しで「ばんざい」とほめたたえて「あ~感動した」と涙を拭いて満足してはいけないというか。わかってもらえますかこの胸のもやもや。

ところで、決断というアニメのオープニングとエンディングがもう、「男なら」「男たるもの」のかたまりみたいな歌詞なんです。女はくじけてもいいし、女は泣いてもいいし、女は頭を使わなくてもいいし、女は悩まなくていいそうです。こりゃ楽だ(笑)まあ、戦争ものの歌ですから、そうなるかもしれませんけど。しまいには「おれも おまえも 男と男」って言うもんですから、「禁じられた愛でも語るつもりかしら」と内心思ってしまいました。どうもすみません。