GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

無意識の無神経

私の実家の、隣りに住んでいるおばさん。

ウン十年前からの付き合いです。私がものごころついた時には既に隣に住んでいました。

庭で畑をやっていて、とれた野菜等をくれる。こちらもいただきものの桃だのさくらんぼだのをお裾分けする。「えっ、さくらんぼを?」そうだよ。さくらんぼって高いよね。なんであんなに高いのかね。「育てるのに手間がかかるからだと思います」そうだろうね。でも食べ過ぎるとお腹冷えるし、甘いことは甘いけど正直わざわざ食べたくはないな。なんで君はそんなに好きなの。「口の中で転がす感触が、他の食べ物にはないところですね。あれを楽しんでから噛むのが好きなんです」そうなのか。謎の会話終わり。

で、笑顔の優しい普通のおばさんである。家庭内DVっぽい旦那さんが長患いの末亡くなって、いろいろ苦労されたようだが、顔を合わせれば笑顔の優しい普通のおばさん。

けれども。

時々、びっくりするような心無いことを、優しい笑顔で言ってくるのです。本当に。思わず相手の顔を凝視して「今この人なんて言った?」と自問してしまうほどのことを。

被害者はもっぱら母なんですがね。おかあさんお疲れ様。

お客さんでもたまに居る。驚きのあまり相手の顔を見てしまうね。怒りとか悲しみとか以前に驚きが来るね。

そういうことを言ってくる大概の人は、「相手を傷つけて苦しめてやろう」という意思はありません。あればまだわかる。わかりたくはないけど。

「今こういう状態の人に、こういう発言をしたら、相手が傷ついて苦しむのではないか」という想像力がないのだろう。もし発言している脇から「そんなこと言ったら相手が傷つくよ」と教えてやったら、おそらくはきょとんとするだろう。ハッとして口を押さえたりはしないと思う。だから、随分とひどいことを言われても相手に何かしらの訴えを起こして自分の言ったことの重さに気付かせる、わからせる、後悔させる、恥じ入らせることは出来ない。そういう回路がないんだろう。

悪意のある意地悪い人よりある意味怖いし対処し難いね。お客さんの場合はどんなに腹が立っても明日も明後日も顔を見なければならないので、脳内で完全スルーですが、お隣さんは…

こちらからの接触を差し控えるくらいしか出来ませんかねえ。

時々、ゴミ屋敷騒動とか、騒音騒ぎとかが傷害事件に発展したりしますが

何十年も仲良くやってきた(ように見えた)お隣さんの、無意識の無神経さにある日限界突破した人も居るのではないかと思います

チープトリックとか、ティッツァーノみたいなスタンドにとりつかれているのかも知れないが。