毎年、夏になると我が家の玄関前にカブトムシやクワガタ、ハサミムシ、カナブンなどが仰向けにひっくり返ってもがいているのを捕まえ、一晩オリゴ糖ホテルでもてなして翌日近所の雑木林に放してやる、というのが恒例となっております。
今年も来たんですよ。メスなのでカブ子。今年初めてのお客さんだと言って喜んでトイレットペーパーの芯にのぼって楽しめるようにして、てっぺんにはオリゴ糖のくぼみなんかもあって楽しめる作りにしたわけです。楽しんでもらえている様子でした。
ただ彼らは真っ暗になるといきなり動き回ってどこかへ行ってしまう。なので寝る前にやんわりと新聞紙でくるんでおいた。
翌朝見たら居なくなっていた。やんわり新聞紙には穴はあいておらず、どうにかして出て行ったらしい。どうやって。
前まで逃げた時留まっていた辺りや靴の中も見ましたが居ない。とうとう見つからずじまい。どこへ行ったのやら。ゴキブリが手引きでもしたんだろうか。「べっぴんさん、こっちだぜ」「あら、あなたは?」「おれのことはいいから、早く」
ちょっと微笑んだが、間違って踏みつぶしたりしないように気をつけて暮らそうと思います。