あなたも一度は夢見ただろう。
あなたの愛車に呼び掛けると答えてくれる夢を。え、見ない?
朝家を出て駐車場に向かって歩いて行くと、止まっている愛車がこっちを見てチカチカとライトをつけて「おはよう」と呼びかけるとチカチカが速くなる。
運転席につくと「おはよう」と呼びかけてくれる。
喋り口調はあなたのお好きでいいと思います。私はどうだろうな…やっぱちょっと秘書っぽい感じの方がいいかな。「その道は行かない方がいいと申し上げたのに…」あれよ、レイズナーみたいな感じで。レイズナーのAIはなんか口癖があったな。なんだっけ。ラジャーじゃなくてレディじゃなくてなんかそんな。
そしてまた、遠くに停めている時にだ。
専用腕時計かなんかで「ちょっと来てほしいんだけど」と言うと「わかりました」と言って迎えにきてくれる。ああ~憧れる~
酔った帰りも大丈夫!家まで乗せてってくれる。
まあ、長い距離は無理かも知れないけど
今、自動操縦の開発が随分進んでるみたいだから、ごく短い距離を、ゆっくりでいいのであれば、自力で走れるようになるんじゃないだろうか。
駐車場から自宅前までくらいなら来てくれるようになるかも。可愛い~
でもそうしたらとてもとても売り飛ばせないね。どれだけボロボロで燃費悪くて毎年車検みたいになっても売れないだろう。
「高くつくから、売ってください」なんて車に言われて、「誰が売るか!」なんて言うのであろう。手放す時にはもう泣いて泣いてお通夜。
書いていて悲しくなってきた。大事に乗ってやろう。うう。