お返事遅くなってすみません!
お声ありがとうございます!
> Tさま
いらっしゃいませ。そうなんですよ、カリオストロの城はもちろんよく出来た作品で、これまた脳内完全コピーなんですがね。それは勿論です。
私にとっての「この作品でのルパンはアウト」なのは「俺のように薄汚れちゃいけないんだよ」というセリフでした。ルパンは自分のことをそんなふうには思っていない。自分のことは全肯定な男である。せめて逆にして欲しかったな。きみはきれいなままで居てくれよの方向。
原作で、借金取りに詰めかけられている老人の孫だか息子だか、が借金取りを殺してしまって、その後…という話があり、その話でのルパンは言うも残酷な対処を平気な顔でとるのですが、最後近くの一コマ、借金取りを殺した孫の頭髪を掴んで「よく見ろ(老人の)苦しみを どうとりつくろったって人殺しは人殺しだ」のようなことを言う。ルパンがその手の説教を言うとしたらああいう表現だろうと思ったのを覚えています。一度、足を踏み外したらそこまでだ、のような。でも自分を卑下するてのは絶対にルパンではない。
私も旧ルパンは大好きです。あれにもマキちゃんというお転婆娘が出て来て、自分が泥棒の娘だということを教えないでなんとか助けようとするんだけど…という話で、あれが一種カリオストロの前身なのかも知れませんが、でもあのルパンは泥棒でありアウトローである自分に矜持をもっていた。「あんなパパなんて」と嘆く娘のほっぺたを引っぱたいて「君のパパは君が思う通りのパパだ」とカマし一転明るく「さあ顔を洗って、そんな顔を見たらパパがびっくりするよ」と言ってやる。あのルパンの大人さ、かっこよさ、年上感。かっこよかったなあ。そんなルパンを理解してやる次元大介の頼もしさ。あー、やっぱ旧ルパンはいい。あれもパヤオが作ってるといえば作ってるんでしょうけど、もっともっと大人の余裕があり、かつ今現在バリバリの現役であるエネルギーがあったのに。ああそうか。単にパヤオが歳をとったってことなんでしょうね…ルパンとマキちゃん、ルパンとクラリスの関係性がそのままパヤオの立場、視線の変化なのかも知れません。
思わず無我夢中でまくし立ててしまいました。またいつでもお声下さい!