GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

5部19話観た

手に汗握るなあ~

5部の戦闘で一番スピーディで濃密ですね。理屈に納得がいくかどうかの点でも、まあ、そんなに「えッ?」て箇所はないと思うし。まあ、ジェントリーウィープスの能力がちょっとなんか都合良すぎないかと思うけど。あと、2対1ってどうなのと言おうとしましたが、Jガイルも2人がかりで倒してましたね。ホホホ

なによりもギアッチョの決意の固さと熱さよ。そのくせ戦闘中にベネツィアに死すじゃないのはどうとかわめいているし。

そういや「その国の読み方」のニュアンスは、日本人にはすぐわかりますけど、外国ではどうなんですかね。そもそもアルファベット圏でない日本人の方が「ナニナニ語読み」に関しては、ちゃんと発音できているかどうかは別として受け入れやすい気がする。

「私は出張でヴェネツィアまで行ってきました」とアメリカ人が言う時、ヴェネツィア、と言うんだろうかヴェニスというんだろうか。どうでしょうね。ああでもその距離感は日本人にとっては中国語が近いかも知れない。時で書くと春麗、しゅんれいと読むかチュンリーと読むか。…そういう問題ではないか。

あくまで前向きで陽性なミスタ、どこまで行っても自分が一番大事で、自分の下した判断に従いそれによって吉と出ようと凶と出ようとそれはそれまで、という考え方をしてきたけど、今回「自分のせいで敵にディスクを盗られてしまう、ならば自分の命を捨ててでも」といった考え方になった。でもジョルノはそれは違うんだという。覚悟とは犠牲の心ではない、覚悟とは暗闇の荒野に、進むべき道を切り拓くことだ。

初めて読んだ時には「名言いおういおうとしてないか」と感じました。私にとっての名言は3部保健室での「悪とは!うんぬん」でしたから。承太郎の、一見不良の奥底の正義の輝きが本当に眩しかったな~。でもあとから、覚悟とは、の名言のよさも感じられるようになった。

5部は何回か「覚悟」が出てきますが、上の有名な名言の重さと強さはわかる。犠牲の心はもう何も生み出さない、真っ暗闇の中自分もろとも相手を破壊して終わるだけ。そうではなくて、先に進む道を拓かないといけないのだ。

そうやって考えてみるとやはり、仲間をほぼ全員失ったギアッチョには、どこか、「先へ進むべき道を探して切り拓く」といった考え方、精神、あくまで前を向いた心構え、がなくなっていたのかなとも思う。決意の強さはハンパなかったろうけど、後がない、先がない、っていう状況が、何か彼の上に影を落としていたかなとは思う。ギアッチョが暗殺チーム一人目の敵だったら、また別の強さがあったかな。それほどに強かった。

弾丸が連続して後ろの鉄柱に当たって曲がるシーン、ピストルズたちに「てめえらも覚悟きめろ」みたいに怒鳴って根競べのように銃を撃ち続けるシーン、かっこよかった!あといつだったか、サーレーの時か?途中で止めてたミスタの過去話、あれを今回持ってくるのはともかく、一番スピードに乗ってるシーンで突然過去話で流れを止めるのはちょっと止めて欲しかったかな。

最後の例のホモネタ、ナランチャが可愛かったですね。ガビーンて落雷が(笑)ナランチャ、ずっと誤解したまま死んじゃったんだろうなあ。違うんだよナランチャ。そうじゃないんだよ…

しかしミスタは本当に毎回毎回死にかけるような目に遭うなあ。毎回「あとちょっとで死んでた」ようなケガを負っている。すぐに治るけど。

ジョルノの新しい能力で、腕の一本や足の一本落ちても大丈夫てことになりましたけど、そのせいだろうか、やたらと指がふっとんだり手がとれたりする。わたしゃポルナレフがヴァニラアイスに指をもがれた時ものすごいショックをうけたんじゃよ。あの感覚って、5部ではちゃんちゃらおかしいことになっとるんかのう。

そしてまた、よくほのぼのした暗チの日常みたいな虹を読むと、微笑みながらもなんか違和感をおぼえたものですが、それはやはり「連中は人を殺して報酬をもらっている人間」てことだろう。今更そんなとこでひっかかるなんて、と言われそうですが、「平和で楽しそうな暗殺チーム」って、やっぱりおかしい。暗チにかんしてはやはり、原作の世界設定しかないのかなと思います。