微妙にずれてるんだけど内容的には合っている会話でございます。
うわーん。
人に言っておいて自分がというのが、アヴらしいね全く。3部の旅を振り返ると、アヴは友情に生き友情に命を捧げたなと思います。花京院とはちょっと違う。花京院は、自分の役割を果たすために命を燃やした感がある。
イギーはそのどちらでもなくて、犬好きの子供を見殺しに出来なくてついペットショップと死闘を繰り広げて足を失った時みたいに、お人好しでマヌケで自分に屁をかまされてばかりいたこの男を見殺しに出来なくて、つい、自分の身を省みず助けてしまったんだろう。死に際のニヤリが、こんなことをしまった自分に対して自嘲している部分もあったんだろうなと思う。
いやでも本当に、ヴァニラアイスも「どこへ繋がっているのかわからない」と言っていたし、どこかに吐き出されているかも知れないよね。2019年アヴの旅。
案外時間も飛び越えるかも知れない。ずっと独りで頑張って生きて、そうねえ、50歳くらいになったポルナレフが観光巡りでもしていて、どこかの門とか遺跡でどっさん!て降ってきたアヴドゥルさんと再会するということだってあるかも知れない。「アヴドゥル!」「ポルナレフ!危ない…ここはどこだ、DIOの館ではないのか」わんわん泣くおじさんのポルナレフ。
あとは、なんかどこかで読んだくさい話の気もするけど、シェリーが生きている頃のポルナレフの前に現れて、「雨の夜には絶対に妹をひとりにするな」と忠告してやるアヴドゥルさん。この言葉によってもうあの旅で出会うことが無くなるのかも知れないけど、それでもいいと。
「あ、ああ、わかったぜ、でもあんたは一体何者だ」「…きみの友人だ。さようなら」「おい待てよ!」なんてかー(涙)