昨日のお返事でカーズのセリフを勝手に言わせていて、ふと思ったのですが、
「ナニナニなど、この誰それの敵ではない」という言い方がありますが
これは私たちは、耳にした時点で「ナニナニなんて矮小で弱小でつまらんちっぽけな存在は、このわたしの敵として立ちはだかれる程の力など持っていない。敵を名乗ることすらおこがましい」という意味だ、とわかります。
でもこれ、「私日本語読める、理解できる」くらいの外人さんが読んだら、文字通り、「ナニナニ等は、このキャラクターの敵ではないと言っているんだな。味方なんだな。等と言ってるから他にも味方がいるんだな」と思わないだろうか。
ちゃんとわかる人もいるだろうけど、中にはきっと居ると思う。読み進めて行くうち、「変だな、味方の筈なのに、この展開はなんだか違う」みたいなことになっていくだろう。
他にも、「ナニナニとは笑わせる」なども、笑ってしまう程にお前は弱い、つまらない存在だ、というようなことが伝わらず「ナニナニは面白いキャラクターなんだな」とか
「お代官さまもお人の悪い」「何とか屋、おぬしも悪よのう」は「自分と相手が悪とわかっていて、それを告げ合っている。後悔しているのだろうか」とか
無料動画サイトで観る、外国語翻訳つきのアニメなんかは、時々難しい意味の言葉については上部に脚注で説明しているけど、いちいち上の方に
『敵ではないと言っているが味方だという意味ではなく相手を侮った言い方で敵にすらなれないという意味』
なんて出していては、画面の半分が脚注で埋まってしまうよ。
外国の映画なども、そういったナニナニ語圏内でのニュアンスが沢山あるんだろうと思います。
拍手コメントを下さったE様へ。
お声ありがとうございます!嬉しいです。柱のクリスマス書きますね!どんな設定での柱にするかいくつか考えているところです。がんばります!