公衆電話。何かで話題になっていたアドベンチャーゲームです。やってみました。面白かった。
アイディアだねえ。それこそテキストベースで塔を建てるゲームと一緒で、使われている絵は公衆電話の絵一枚と電話のテンキーの絵一枚、音は電話の発信音と切れる音のみで、あとはテキストだけでこれだけいろいろ広がるっていうのはすごい。謎解きもあるけどほんのりと立ち昇るホラー臭が良かった。血みどろの、とか幽霊が、とかいうのではないホラー。どうしてこんなに自分はひどい対応をされるんだろうと思いながらゲームを進めていると、ある場所で自分に原因が帰ってくる。そのタイミングとか、前に張ってあった伏線が意味を持ってくる辺りが鮮やかでした。
まあその、「ゲームをやっている人間は知識を蓄えていくけど、ゲーム内の主人公にとっては毎回初めての世界では？」の辺りに引っ掛かると、あり得ないとか、現実には死ぬだけだろうとか考え出すでしょうが。そこを楽しむゲームですしね。
でも黒幕の正体が私には今一つ謎のままだったんですがそれは私がヘボなせい？どこかでスッキリ解明するんですか？するんだったら私がヘボだということでごめんなさい。
時間もそんなに取られないし、ヒントもわかりやすいくらい出てるし、「あっそうか。あそこにかけた後ここにかければいいんだ」と思いつく快感が心地よかった。
アドベンチャーゲーム好きな人はぜひやってみてください。
同じところにあった座敷牢からの脱出もやったけど、後味悪かったー（笑）
エンディング２つあるなら片方は救われるやつにして、と思ったけど、前にやった「赤い部屋」というゲームは（フラッシュの、ポップアップのやつではありません）沢山エンディングがあって全部バッドエンドですが、あれは納得出来るのでいいです。でも考えてみると主人公が憎んでいる相手を操作するゲームってなかなか無いんじゃないか？
途中で出てくるペットボトル３本のどれを飲むってやつ。ゲーム内で怖い絵も沢山出てきたし血も飛ぶしビックリもしたけど、なんの変哲もないペットボトル３本の絵に「どれを飲む？」ていう選択肢の絵のもつ圧迫感は、ちょっと無かった。
「あなたの選ぶ傑作ホラーゲーム選手権」があったら私はあれを是非推したいです。
それから
すごく古いフラッシュで、ものすごく趣味の悪い外国のゲーム。学校が終わって家に帰るとお母さんもお父さんも居なくて、というやつ。
ええとね、the Uglyというゲームですね。すごくグロい。趣味は悪いんですけど、何度も何度も死んで「今のはどうして死んだんだろう、何が悪かったんだろう」と考えて考えてタイミングはかって、とやってうまく先に進めるとよぉし！と思う。これは気軽にやってみてとは言えませんが。お母さんもキツイがお父さんがまたキツかった。
有名なのがHOUSEのシリーズで、もちろん絵も演出も怖いんだけど、日本人にとっては「言葉がよくわからないんだけど子供の絵などからうっすらと伝わってくるがゆえの恐怖」みたいなのもあるなと思いました。単に英語がわからないだけの問題ですが、プラスアルファで楽しめて良かったかもしれない。
今久々にホラーゲームを検索してみたら知らないやつがいろいろあった。あなたのお勧めの怖いゲームあったら教えて下さい。
