突然何かというと
ナニナニ出来るという形。飛ぶは飛べる。殴るは殴れる。消すは消せる。書くは書ける。
する、てのは特殊な動詞ですが、動詞には変わりない。それの可能はなんというのか。
す…す…すれ…られる。なんじゃそりゃ。
やっぱり「出来る」ですか?いやそれは卑怯だろう。禁じ手だろう。
やーいやーい動詞のくせに可能の形がないのかよー。
「出来る」におんぶだっこかよー。
ずるいぞ。なんとか言えよ。
と、いろいろな動詞にいじめられて泣いている「する」であった。誰か助けてあげて。
確か「する」だけ特別な活用をするんだよね。サ…サ…サ行変格なんとか。かっちょいー。
九字きりみたいに必殺技でどうですか。
「ししするするすれしろ、あるいはせよ!」
「ギャアアア」
最強の動詞とは何なのか突き止めるためにひとり旅に出て、敵の不意打ちに苦戦する「する」の前にふらりと現れた謎のシルエット。
「なんだてめえは!やっちまえ!」
「こきくるくるくれこい」
「な、なにぃ!」
「フッ…文語では、こよ」
ドシャッ(敵が倒れた音)
「あ、あなたは?」
「俺の名は、『来る』。しがない風来坊さ」口笛のメロディー
ここまで書いておいて私は、「する」と「来る」のアレはどっちが右なんだろうと考えずにはいられない。どっちだと思いますか。
私は…「する来る」かな。
8月初日は燃えるような一日でした。夏が本気で殺しにきた。