GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

富豪村と六壁坂

で、いいんだっけ。

アニメを観たんですけどね。

わたしゃ原作作品の経緯は全く知らなくて、いつ描いたのこんなの。私が知ってるのは岸辺露伴は動かないの本(ポップコーンを放り投げて火を点けての話が載ってるやつ)だけよ状態。絵柄を見て「ゲェエーッなにこの今の絵ーッ」と思いましたが、まあですから最近になって描いた作品なんでしょうね…今ウィキを見て「ああ、なるほど」と思った次第です

今の絵は苦手ですが、絵柄の好き嫌いは本当にどうしようもない。アラキ先生のせいではないし私のせいでもない。先生だって「昔の絵が好きでした」と言われてもどうしようもないだろう。というわけでジョジョリオンはなによりも絵柄が苦手なので読めないで居るわけです。

まあそれはいいですが

富豪村の設定はすごくわくわくした。久々にジョジョっぽい、と思いました。なんていうんですかね、一つ一つのパーツは別におかしくないのに、組み合わさるとなんだか変、そしてじわじわとおかしな事態に巻き込まれていくあの感じ(ルール違反を犯したとはっきりした時点で不吉な電話がかかってくるとか)最初は取材しようと思ってただけなのにいつの間にか抜き差しならない状況に陥っていた恐怖。

でも最後の脱出方法がなんか、猛烈に肩透かしをくらった気分でした。ヘブンズドアが相手を都合よくいじくれるトランプのババみたいな能力なのは皆知ってて、使えちゃえば勝てるに決まってて、いかな文言を書きこむかがキモみたいなのは約束事になっていて

今回、「ただの、ヘブンズドア頼み」しかもすごく面白くもない使い方、な感じがしました。たたみの縁が見えないって…あと、露伴先生がいともあっさり「敵の正体は山の神だ」って言ってたけど、先生、神様だのもののけだの精霊だの、すんなり居ることにしちゃってはまずいんでないの。露伴先生はそういうのを鼻で笑うんじゃないの?

「どうして25歳なのか」「あのイッキュウ君はどういういきさつであの仕事を務めているのか」「そもそもどうしてマナーを守らせることにそんなに固執するのか」の辺りがはっきりしないのは個人的にはいいと思うんですが、印象として、そこまではちゃんと考えていないんだろうなと感じました。

助けてやったヒナの箱からドバドバ血が出てムカデみたいなのが出てきたシーン、あれはどういうこと?雰囲気で「不吉なイメージの補強」みたいなことですか?「一つ得て一つ失う」てこととかかわりはあるのか?なんかとにかく雰囲気の部分が多くてモヤモヤした

あと、やたらしつこく強調される「ナニナニじゃあないか」の「あ」とか、「おいおいおいおい」とか、なんか…ファンが作ったアニメみたい。ジョジョセルフパロディみたいに感じました。ケチばかりつけてますが、露伴先生かっこよかったですよ。康一より億泰が見られて感動した。

六壁村の方は

単なる不幸な事故が起きてしまい、いかにしてごまかすか、と思っていたらこの死体変だ!死体なのに血が止まらない!どういうこと?という導入部はほほうと思いましたが

婚約者に対して、間男の死をごまかそうというその一連に無理がありすぎて、「無理だろ」と声が出てしまいました。

死体がいつまでもそのままだとか、毎日血を300cc捨てるとか、その妖怪の子供を生んでその子が露伴に声を掛けて来て露伴もうっかり次の被害者に?でも露伴にはヘブンズドアがあるからね!って…

盛り込み過ぎだよ。サスペンスなんだかホラーなんだかオカルトなんだか決めてから描いてよ。とにかく露伴先生がこれも「そういう妖怪」「他に何人いるのか知らないが」って、いともあっさり妖怪の存在を受け入れてしまうところに違和感を感じました。露伴先生はそういうのを鼻で(略)ケチばかりつけていますが、露伴先生かっこ(略)

日本列島の下半身の方の皆さん、大丈夫ですか!?

一体なんなのあの台風の進路は。

ふざけとんのか。