GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

朝ドラの話

ところどころ知っている朝ドラの内容。

主人公が、半身のように悲しみも喜びも分かち合っていた幼馴染みと、決別するとか。

主人公が漫画家の弟子をしていて、そのネタをぼくに譲ってと言われてウンと言い、結果作品が台無しになってゲイの弟子仲間が波紋、じゃない破門されるとか。

ところどころ、知っております。

おじいさんがなかむらまさとしでギターを弾きながら歌っていたシーンも観た。

あと秋風先生をやってる、えーと、誰だっけ、…誰だっけ、カタカナでよく言われてる人。誰だっけ。エノケンじゃなくて、ドモンじゃなくて、エントツじゃなくて、出てこない!くそっ。意地でも検索しないぞ。自力で思い出すぞ。とにかくその人が吹っ切れてて面白いって話ですね。確かに、その盗作した弟子への別れの怒りの言葉はなかなかよかった。

「(ネタをもらって勝手に描いた漫画がめちゃくちゃになったことで)お前は〇〇(ネタ名)の息の根を止めた」ってくだりにはハッとした。そうだね。アイディアがどんなによくても、作品として膨らますやり方がなってなかったら、せっかく傑作になったかも知れないそのアイディアは、殺されたのと一緒なんだな。

しかし、ゲイの役の人、ゲイの人の研究をしていろいろ考えて演じたそうなんだが、そして私はゲイの知り合いがいないので勝手な言い草なのだが、どうしてもゲイの人っていうと「こういう喋り方、こういう仕草」がテンプレ化している気がする。

ゲイでない男が、弱々しいのからガサツなのからチーマーまでいろいろいるように、ゲイにも意地悪いのからお人よしから達観してるのまでいろいろいると思う。

違うだろうか。

あと、世間が大分、ゲイの人に対して間口がひろくなったと思うけど、まだまだ、ネタ扱いの感じもある。ゲイの人を出すことで何か言いたいことがあるわけね、の感じがある。ゲイであることはただの「酒癖が悪い」「低血圧で朝が弱い」程度のことにしてほしい。もっともっと世間が進んで、履歴書に「ナニナニ大学卒業」と同じくらいの重さで「ゲイ」と書ける日が来るといいですね、ゲイの人たち。

そして逆に、フィクション話に出てくるゲイの人たちはみんな、物事の裏も表もわかっていて、女の主人公にとって心安く何でも聞いてくれる広い胸と強さをもったアドバイザーなのである。それもまた逆に、「ゲイの人だからなんでもわかってくれる」てことにしてしまうてのは、乱暴ではないか。身勝手で意地悪で浅はかで口が軽く、それなのに女主人公と親友のゲイだって居る筈だ。あんまり見たくはないけど。