GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

眠りと夢

考えてみると眠るって不思議な状態ですね。意識がなくなって呼吸や心拍はある。いかにも、「外部からの情報を受け取るスイッチを切って、内部の修復や整理や充電をする」感じがある。そうして考えるとロボットも眠るだろうなと思う。そして冷蔵庫にはひどい負担をかけている感がある。すまない、冷蔵庫。ありがとう、冷蔵庫

一切眠れなくなる遺伝性の難病があるらしい。発病すると確実に死ぬんだって。治療法のところに「ない」とあっさり書いてあるのがすごく怖かった。

命にかかわるほどでないにしても、眠れないというのはつらいね。私は神経の細さにおいては絹糸のようですから、ちょっとプレッシャーがかかったりするとたちまち眠れなくなります。いや、寝つきはいいんだよ。とんでもない時刻に目を覚ますのです。夜中の2時半とか。そしてそれ以後眠れなくなる。数えてみると3時間くらいしか寝てなかったりする。でも前にも言ったけど眠りは最初の何十分かさえしっかり取れればいいらしいと知って気が楽になりました。寝つきがよくて短期集中で寝ているので別に良いのだ。そうなのだ。絶対そうに決まってる。ふがふが

ツイッターに「休日の睡眠不足解消法は、いつもと同じ時刻に起きて昼寝すること、15:00以降は寝ないこと」というのが回ってきていて、なんとなく納得できる雰囲気がありました。でもせっかくの休日に寝てしまうのはもったいないんだよね。昼寝などしているとあっという間に一日終わってしまう。休日はシャボンの泡のよう。休日はピンクの綿菓子のよう。休日は夕立後の虹のよう。もうやめますが

ギリシャ神話では眠りの神は夜の神の子供なのですって。夜は、眠りの他に、死の神や夢の神を生んだそうだ。眠りの親が夜で兄弟が死や夢というのはわかる気がしますね。古代ギリシャ人の感覚納得。

死は恐ろしく出来れば避けたいですし、なるべく来てほしくはないですが、でも平安でもあるというのもわかる。歌の文句のようですが満足して死ねるのならそれでいい気もします。

しかし、夢というのは一体なんですかね。面白いなあと思う。そしてまた思うのですが、スイッチの切れた状態の脳が生み出す架空の映像と、それから、自分が「こうなれたらいいなあ」「これが欲しいなあ」と将来に向けて抱く願いや希望、そのどちらも同じ「夢」という言葉で表すっていうのは一体どうしてなんだろうか。事情があるんだろうか。理由があるんだろうか。「夢の中で死ねるなんてロマンチックだと思わないかい?」「このコロネには夢がある!」

外国語でもそうだろうか。英語もやっぱり、寝ていて見るアレと、将来への希望とどっちも同じようにドリームって言うんだっけ。中には、アレとコレが違う言葉の国もあるんではないか。その方が私は納得できますけど。だって全然違うものだもの。案外、『将来の希望なんて、夜に頭に浮かぶ奇妙な幻と似たようなものだ』というシニカルな考え方から付いた呼び名なのだろうか。だとしたら大きなお世話だわ。あんたがそうだからって皆そうだと思わないでちょうだい。