相手とは。
一目でわかるものであろうか。
それとも、ある程度の年月一緒に過ごして、その中で「ああ、この相手は他の誰とも違う」と思い知って、選び取るものであろうか。
どちらの選び方にも、わかるところはあり、違うんじゃないかと思うところがある。
ビビッときて、つきあってみて、「つきあってみたらこんな人だと思わなかった」ということだって沢山あるだろうし。
何度も一目惚れしてアタックしてくっついてそのたびに涙の別れになっている人は、あなたの一目惚れセンサーが壊れてるんじゃないですかと思うが
でも、その人かどうかは、一目でわかるものだ、という意見にもうなずくところがあるし。
どうなんでしょうかね。
某所でとある虹捜索作品を読んでいて、お互い好きあっていちゃいちゃしているカップルが、各々の「運命の相手」と出会ってしまって、好き合っていちゃついていた相手に対し涙を流して、「こんなに好きなのに、お前ではなかった」と言い合って、別れ、友達としてつきあっていく、というものがありました。
こんなに好きなんだけど、お前ではない。
単なる心変わりではないそのニュアンスはわかる気がしますが、各々の運命の相手が居たから同じだけつらい思いをしながらも別れてそれぞれの未来へ歩き出せるだろうけど、片方だけ見つかったらこりゃきついだろうな。
いろいろ言ってきましたが私はどちらかというと一目惚れではなく「あ、初めましてどうも」「宜しくお願いします」などと出会って、一緒に仕事したりなんだりして、ふとした瞬間にあの相手が好きだなあとしみじみと思い知るものではないかなという気がします。
あなたの好きなキャラが「ふと、相手の言葉や顔や仕草を思い浮かべて、ひとり赤面し『参った』などと独り言を言っている」シーンをご想像ください。
良いものだ。とても良いものだ。