GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

ジャギ

すみません。どうしてもひかからずにいられなかった。ひっかからせてください。

稀勢の里横綱の土俵入りする時の化粧まわしに、自分はラオウ太刀持ちと露払いにトキとケンシロウと、北斗の三兄弟が描かれることになったニュースを見まして。

私の頭によぎったことが、コメント欄に続々と。

「ジャギは?」

この世に、これほどに「まったくだ」と言いたくなることがあるだろうか。いやあるだろうけど。でも本当にそう思いました。可哀想。いなかったことにされてる。でも今更ジャギの絵を描いた化粧まわしつけても、それこそ「誰?」って言われるだろうし。「ジャギとはシブいな」って言ってくれる人何人いることやら。いっそジャギとアミバとジャッカルあたりの化粧まわしはどうだ。卑怯な手ばかり使って罵声と座布団の嵐。一場所もたずに引退とかになりそうな。縁起悪いからやめた方がいいね。

ファンロードで「北斗四兄弟」と書いて「ほくとさんきょうだい」と読むのかも、ってギャグが載ってたっけな。あと、「なぜジャギみたいなやつを、リュウケンは養子にしたのですか?」っていう質問に、武論尊先生が「ケンシロウに対して、こういう悪いやつもいるのだという反面教師として」みたいなことを言ってた気がする。生まれついてのかませ犬ってどうなんでしょうか。いくら小者だからってひどくない?

ジャギだって正統派の拳法家を目指した時期もあったのかな。それともただ「楽して強くなりたい、拳法使って弱いやつをいためつけて金をとろう」と思っていたのか。やっぱこっちかな。どうしようもないな(笑)

でも映画のジャギを大塚周夫さんがやっていたんですけど、本当にすごかったよ。狡さ、卑怯さ、人間くささ。聞いてるだけで息苦しくなるようなジャギの呼吸音を今でも覚えている。この話前にもしたけどまたさせてね。老人は好きな話を何度もするのよ。

そうそう、相撲取りの化粧まわりならハート様とかいいかも。ああライガとフウガなんてどうよ。いや、ウィグル獄長。いやデビルリバース。初期の北斗の話なら何時間でもしてられるよ。トキ様初登場のあたり、滾ったわ~。

あとね、アイリを助け出した後、ケンシロウがレイに「もし俺に七つの傷があったらどうする」って言って、服を脱いでみせる。胸にはなんと、レイが探し続けた七つの傷が。驚愕するレイ。でも、「お前ではない。そのくらい俺にはわかる」って言うのね。最初はただひたすら七つの傷の男を追って、片っ端から血祭りにあげていたレイが、たとえ傷を見せられてもケンシロウはそんなやつではないって言い切れるようになっていた、それだけの友情や信頼が生まれていたのだってあたりの描写がもう、すごい好きです。今「れい」って打って変換したら霊になったよ。そりゃ死んだけどさ。

ケンシロウって本当に無駄口ききませんけど、ごくたまに冗談みたいな本気みたいなことを言うのが面白くて可愛くて、いいキャラだなあと思う。単に無口で強いだけではないの。本当にときどーき、バットを「フフン」みたいな目で見たり、レイの言葉にほんのちょっぴり微笑んだりする。ケンシロウとレイのコンビはよかったなあ。私にとって、『たった二人で、敵の大群の真っ只中に向かっていく!』という構図に、一番良くはまる二人です。次点はジョセフとシーザーね。

いやあ話し出すと北斗の話は止まらない。失礼しました。

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