あなたの脳内フィルムのBGMにお使いください。
川添智久の「STAND UP TO THE VICTORY」
前にこの曲について話したことがあった気がしたのですが、まあいいや。
Vガンダムのオープニングです。
ガンダム関係は良い曲が多いですね。DREAMとか、JUST COMMUNICATIONとかBelieveとか。Resolutionが特に好きでした。でも肝心の中身は全然観ていません。曲だけ知ってる状態。すみません。
この曲はアニメ本編をふまえて作った曲らしいので本編を知っていた方が曲の味わいが増すのでしょうが、知らなくてもそれなりに良い曲だと思う。テンポがよくメロディも元気でぐいぐい行くのですがサビから最後が切なく、そして歌詞がいいです。歌詞とメロディの相乗効果グループの曲です。例の、よくある、「譲れない自分だけの夢を抱きしめて」「輝く未来へと飛び立つ」「大人たちが失った夢のかけら」ではなく。
その向こう側に何もなくても構わないから
その向こう側に何があるのか誰も知らない
その向こう側にたとえ悲しみが待っていたとしても
信じて欲しい
君の涙を見たくないから
目指す先のかなたが、もしかしたら良い結果、良い世界ではないかも知れない。今の自分が夢見ているものなんかではなく、今の自分を否定するものかも知れない。目指さなければよかったと思うかも知れない。でも、それをすべて覚悟の上で先へ、前へ進むのだ、という意志を抱いて、激しい雨の中ひたすら突き進む。あら、ゴダイ君みたい。
君の涙を見たくない、と言っている。君と幸せになる、ではないんですね。君との幸せな未来目指して、ではない。なんとなく予兆のようなものがあり、うん、はっきりした言葉にしないが何か覚悟をしている。もしかしたらもう自分は君とは別れるかも知れない。戻ってこないかも知れない。でも、君の涙は止めてみせようという意志をもっている。勝手な想像過ぎるかも知れませんが、そんな感じを受けます。うしお君みたい。
そこら辺の、明るいだけでなく、でも決して深刻ぶって暗くなっていない、微笑んでまっすぐに視線を上げている感じが、いいなあ、と思うものです。「その向こう側になにが」のところと「信じて欲しい」のところのメロディラインがぐっと来ます。
これはまあテレビの30分番組のオープニングフィルムを作るつもりで考えていただくとよろしいかと思います。あなたのお好きな誰かも、自分の大事な相手の涙を止めるために、あえて自分を捨てて苦難に立ち向かう心を持っているでしょう。大概そうですよね。誰が泣こうがどうでもいい人はあまり、「きゃーステキ」とは思わないんではないか(笑)
↓この曲
若々しく少年ぽい感じがよろしいね。
終わりのないディフェンスでもいいよ。
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