GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

葡萄樹の娘

あなたの脳内MADのお供にお使いください。

久保田早紀の「葡萄樹の娘」

洋楽からいきなり日本へ戻ってまいりました。

久保田早紀と聞けばあの、砂漠でエキゾチックでバザールでござーるな雰囲気を誰もが思い浮かべると思います。この曲は…多分南欧あたりではないでしょうか。「ブロンドの髪」という表現があるし、葡萄の名産地みたいですし。友達が出来た、それ葡萄の名産地。仲良しこよし、それ葡萄の名産地

とりあえず歌の場所はどこでもよいのですが、歌自体が、ミュージカルというか、宝塚というかなんというか

この歌には2人の女が出てきて、ひとりは歌い手。この女の一人称で歌われる歌です。そしてもう一人がタイトルの「葡萄樹の娘」です。こいつが曲者で、あどけない眼差し、恋など知らぬそぶりで、近づいていく若者をぱっくり食ってしまうカマトト妖怪なのである。百発百中。歌い手の女の婚約者も、この娘にもてあそばれて、恋人も故郷も捨てて出て行ってしまった。本当なら、葡萄の実る秋頃には歌い手と結婚する筈だったのに。

今もあの娘は笑い声を上げながら次の獲物を待ってる、という歌です。

まあその、世界のどこにでもこういうもののけは居るよな。あなたも知ってるでしょう。ここまでいっちゃってなくても、男と女で声のトーンや顔つきが変わる人。ほら居るでしょう(笑)

しかし。

この歌の舞台は葡萄の収穫くらいしか目玉のない小さな村みたいです。なぜ、この妖怪はこの小さな村に居続けるのであろうか。お前なら大金持ちをたらしこむことも、ひょっとしたら石油王の妻になることも可能かも知れない。なぜもっと大きな獲物を狙って外の世界へ出ていかないのだろうか。それが不思議です。何か理由があるのだと思いますが。そこら辺がカギだな。何の。

そして主人公は自分の婚約者をこの妖怪に奪われ、揚句ポイされ、はた目にも気の毒な状態でこの村に居続けているわけだ。それもすごい。主人公は多分、「絶対に私からは立ち去らない。下りない。あの女の挙動をこの先もずっと見届けてやる」という決意でこの村に居るのであろう。そう思いますね。そんな彼女を妖女は「はん。負け犬が」と鼻で笑って今日も葡萄樹の木陰でドンジャラホイとやらかしているのであろう。いつか墓穴を掘るといいのだが。妖怪女のその、この村に居続ける理由であるカギを、主人公が握るような事態になればいいのだが。頑張れ主人公。負けるな主人公。

それはともかく

この曲を使って脳内MADを作る場合は完全に色物映像を作るつもりでお願いします。主人公がエリナで葡萄樹の娘がディオ、いてこまされた婚約者がジョナサン。ディオのどや顔が見どころですがこの辺はむしろスタンダードですね。どの3人をどう当てはめるかでかなり面白いことになると思います。

久保田早紀の曲で私が一番好きなのは「25時」という曲です。歌の世界の広大さ、深遠さも好きですし、最後の部分の「いつの日か、またあなたが通り過ぎるかしら」の伴奏のコード進行が大好き。この曲は失った恋人を追い求め流離う歌なので、PVとしてなら妄想に使えるかも知れません。助言?

あ~打鍵したい~篤い友情とか曲がった友情とかはみ出した友情とかにまみれた話が打ちたい~ッ

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