GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

くーがの漫画

先月分と今月分を読みました。

文句ばかり言うので「マンガのくーが面白い、好きだ」と思ってる方は読まない方がいいです

「精神に異常をきたしてしまった身内」の設定はあまり軽々しく使って欲しくないのである。それが敵の攻撃によるものであって、故にキャラクターの本気度や、怒りや憎しみや慈愛などさまざまな表情を見せることが出来るという計算があるだろうけれども。その辺も含めてイヤだ。自分と身内の関係もわからなくなるほどの障害を受けた人は、かわいらしさや無垢さだけ残って単に幼児退行しているなんてものじゃないよ。幼稚園児を扱うように遊ばせたり面倒みりゃいいってもんじゃないよ。安直だしずるいと思うよ。いつだかの「ホームレスはうまいこと世間の流れに乗れない不器用者だけど、エリートサラリーマンが持っていない飾り気のない温かさを持った人間」という型をはめるのは身勝手で簡単すぎると思ったことがありましたが、あれと同じ感じです。精神異常の患者もホームレスもいろいろいるのだ。ナニナニとくればこういうもの、という図を使い過ぎではないでしょうか。あといじめられっ子が勘違いして「俺をあがめよ」状態になってた話、ラストの安っぽさにビックリしました。あんな、下着姿の女の子に人間ピラミッドさせたりして悦にいってたくせに、結局この「殴られながらも陽の当たる方を見て一歩ずつ」で終わらす気か、と思ったら腹立った。あれだけのことしておいて、殴られて許してもらえるなんて変でしょう。なんか、安いというか、小手先というか、「こんな感じ」臭がすごい。気合を入れた本気の虹捜索の方がよほどすごい作品があると言いたくなる

ついでに言うならみのりちゃんも「主役の妹ならこういう感じ」そのままであった。本編のみのりちゃんの、真面目だけどちょっとズレててぼんやりしてて、でも一番の芯の部分が揺るぎない、この娘と兄とおやっさんの会話が生み出す妙、のような、言わば「この子らしさ」「個性」がしっかりあった姿と考え合わせると別人である

未確認が人間をもてあそぶやり方といい駿河大納言がイチジョーさんをいたぶって喜んでる姿といいアギトの設定といい、とにかく陰惨なムードを喜んでるキャッキャウフフ感覚がすごいイヤ。頼むからくーがでやらないで。なんか、ゴダイの柔らかく高い澄んだ視線や、イチジョー氏の静かで熱く真っ直ぐなまなざしの先に、ゲンヂツの汚らしい醜いものを映させてやるーみたいな悦びを感じる

感情的になってごめんね。本を見つければ読んでしまうし、読めば憂鬱になるし。早く連載終わればいいのにな。

あと!

BLUE GIANTのピアノマンが!

トラックにはねられてめちゃくちゃになってしまった指の描写に立ちすくんだ。二度と読めない。

ちょいちょい「俺はアドリブより作曲の方が向いてる」みたいなこと言ってはいたがよ。これからはピアノマンは作曲担当になっていくのであろう。そして彼の代わりのピアノマンがいずれ現れるのであろうが。

にしても。この時点でこれか。今まで人に感謝するとか、相手の力量を認め信じるとかいうことをしたことのなかった天才が、初めてその心境になった時に、一切を奪われるわけか。

読んだ時はびっくりして、その後「フラグ立って死んじゃうナンバーツーみたいな、いかにもな展開にするんだなあ」と思う気持ちと、「すごく意外でショックだ」という相反する気持ちの両方がありました

この後の主人公やドラムの受ける衝撃を思うと気が重いです。

打鍵しています。ウソ話の中でくらい楽しく幸せになって欲しいわ。というわけであっちでもこっちでも男がいっしょに戦ったり推理したりぬるついたりして友情だか愛情だか深め合っています。ああ幸せ

真面目に頑張って働いてポメラ買おう。しかしショックなのは今売ってるポメラは単3電池ということだ。壊れたポメラは単4だったの。電池使えないじゃないか…

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