あなたにもあるでしょうか。子供の頃に読んだ本。
もう一度読みたいと思っても、あれが誰の書いた何という本だったか覚えていないことも多々あります。
書いたのが松谷みよ子先生だとか中川李枝子先生だとかいうのなら大人になってからでも探せますが、そうではない場合はなかなか難しい。それに、現代ならともかくわたくしが子供の頃つまり戦後間もなくのような大昔には、かなりうさんくさい、おどろおどろしい、安っぽい、チープな、それだけに子供のハートをガッチリつかんで離さない本が沢山あったのです。そういった、食べると舌が真っ赤になる菓子のような本はもはやデータベースからは消えている確率が高い。いやいやえんがゴーフルのお菓子なら、そういう本はドンパッチ。
で、このところ「あれが何だったのか」を懸命に探してみたら、数冊「あれが何だったのか」判明しました。非常にスッキリしました。いい時代です。
でも未だに「あらすじしか覚えていない」のが一冊、「出版元が確かここだったということしか覚えていない」のが一冊、「逸話集で一本こういう話が載っていた」のが一冊、どうしてもたどり着けません。
多分決してわからないままなんだろうなと思うと宇宙の深淵を覗いている気分になります(大袈裟)
かつて日本で出されたありとあらゆる本がある図書館はどこだっけ。そんなものはないんだっけ。行けるものなら行って探したい。
昔の子供向けの本や話のコンシェルジュは居ないのかしら。
タイムマシンが出来たらぜひあの本やあの本をもう一度読みに行きたいものです。
関係ないのですが
多分、タイムマシンが出来て過去へ戻ることが出来たとしても、未来の人間は過去に干渉できないと思います。こう…影のようなものとしてしか、過去では存在出来ないじゃなかろうか。なんかそういう気がします。今の我々の世界に未来人がタイムマシンで現れないのはそういう事情なのだ。
そしてタイムマシンでは未来へは行けないのだと思います。未来というのはどこにも存在していなくて、たった今の一瞬の現在から延々と過去が後ろへ伸びているだけなのだ。我々は砂漠の中を一直線に進むジープに乗っているのだ。後ろに永く永く軌跡を残して。
拍手して下さった方、ありがとうございます!