GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

戦士の休息

あなたの脳内MADの歌に使って下さい。

町田義人の「戦士の休息」

最初はジュリーの「サムライ」を紹介しようと思ったのですが、こっちにした。同じ流れを汲む曲で、戦いに出てゆく男が眠っている愛しい女の寝顔に、別れの言葉を置いて行くという状況です。

戦士の休息は映画「野生の証明」の主題歌で、大野雄二さん(ルパンとかコブラとか作った人)が作った曲で、私が好きな曲ベスト5に入る曲です。大野雄二さんは「犬神家の一族」のメインテーマも作ったし「人間の証明」の主題歌「ママ、ドゥユーリメンバー」って歌。なんていったっけ。あら、「人間の証明のテーマ」ですって。そのまんまだな。あれも作ったんだよ。信じられない神がかりっぷり

人間の証明は主題歌の名曲ぶりに加えて、各登場人物、ことさら松田優作という男の背負う深い孤独が、あの映画の時代背景ときっちりと合っていて、ひどく切ない。松田優作って実は戦後まもなく生まれたんじゃなかろうか

って脱線してますが

まずとにかく歌声がすばらしい。この人も「無条件で、歌が上手いと決めてしまってもいい数名の中のひとり」に入れていい人です。決めつけます。

歌詞は上で言った内容で、死を覚悟した男からの、女への感謝と愛の言葉ですが、メロディラインがとんでもなく良くて、それで余計に歌詞の良さも相乗効果でうなぎのぼりなんだと思う。と、思わせるメロディ。

良いところは…とにかく全部だけど、その中でも一番好きなのは、一番最後の

 生まれて、初めてつらい

 こんなにも 別れが

の、初めてつらい、の『い』の半音あがるところね。い、からの「こんなにも」への繋ぎを思いついた大野雄二さんにはもう、なんだろう。『素晴らしい半音あがり賞』をあげたいね。カラオケでこの『い』を歌うと涙出る。

あ~でも

 代わりに 俺の命を 置いて行けたなら

の『の命を』の部分ですでにメーターが振り切れるけどね。何のメーターでしょうか。

とにかく温かく幸せラブラブハッピーとは真逆の曲、でも本当に主役の男のかっこよさが天井知らずの曲なので、いつもはちょっとおちゃらけてるタイプの人でもつれてきて、ぜひともかっこよすぎるPVを撮ってみてください。ぜひ、そばで眠る美しいひとも込みで、いろんな組み合わせを考えていただきたい。

個人的には特撮はやはしゴダイ君な。あと弁護士先生。先生、この前から脱ぎまくったり真摯に熱く決意してみたり、忙しいですな。

ジョジョでは…ううむ、「代わりに、俺の命を置いて行けたなら」って呟いてサマになる人が多すぎてなあ。皆長生きしてくれ。

打鍵、進んだ。

先生をかっこよくすると本当、「あぁ~んもう~」て気分になる。なにそれ。

隣りに秘書が居て私の向う脛を蹴りながら「でしょう、でしょう?」と言ってる気がします。だからなんだそれ。

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