GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

次元の頭

いや、ヘアスタイルのことです。

御承知の通り次元大介は帽子を目深にかぶっています。それを取るとどんな髪型なのか。

旧ルパン(一番最初にアニメになった版でルパンが緑のジャケットを着ていて大塚なんとかさんとかパヤオとかの昭和46、7年のアニメ)の次元は前髪がモッサリとある。ありすぎるだろってくらいある。ドングリのヘタ部分みたいである。最終回の、ライフル磨いて笑ってる頭なんて、よく帽子かぶれるなと思うくらいある。帽子とっても前髪のせいで目が見えないだろうと思うくらいある。鼻もかわいらしい。鼻だけ見るとクラリスとそう変わらない(言い過ぎ)

新ルパン(一番有名なテーマ曲で長期(3年だか)にわたって放映されてルパンが赤いジャケットを着ているアニメ)の次元はオールバック。鼻が尖っていて目がするどくて、考えてみるとあれは原作に忠実なんですね。

子供の頃は新の次元の顔になじめなくて、あとオールバックそのものになじめなくて、旧の次元の方がいい、と思っていました。鼻が尖ってると当然のことながら鼻の下が長くなる。子供にとってかっこいい顔は鼻の下は長くないものである。

いつの頃からか、オールバックいいじゃん、鼻尖ってる次元かっこいいじゃん、セクシーじゃん、と思うようになり、新とか原作顔の次元がむしろ好きになりました。旧の次元は勿論イカスけどあれは顔の造作がかっこいいからではなく、言動とかポリシーとか立ち位置とか立ち居振る舞いとかルパンへの目線によるものである。偉そうに断言する。『脱獄のチャンスは一度』の次元は、あの回の誇り高いルパンと同じくらいかっこよかったですね。

最近の「峰不二子という女」とか「次元大介の墓標」とかは原作顔のままですごくかっこよかった。そう、アニメ製作者の腕が上がって、原作顔の次元をアニメでかっこよく動かすことが出来るようになってきたんだとも思う。新ルパンの次元は時々作画がアレになって、顔がコンバットマグナムな時もありましたので。ルパンとか五右衛門とかの色男顔、主人公顔は、作画が乱れてもそんなに痛手ではないけど、特徴的な顔だともろに脱線転覆するからな。

今度新しいルパンが始まるんですね。楽しみだなあ。北斗の拳イチゴ味と同じくらい楽しみだ(笑)

って、今!イチゴ味の声誰やるんだろと思ったら!サウザーを本家本元の銀河万丈さんがやるのもビックリだけど、ラオウの声!杉田さんがやるんだ!あ、杉田さんというのはくーがの杉田さん。松山タカシさん。うわあー楽しみさが更に増した。ラオウが杉田さんだって。ラオウが(笑)

話がイチゴ味に脱線しました。

次元大介という男は、実は結構作る人によって違う人物になっている気がします。俗っぽかったりセコかったり逆にやたらとニヒルだったり、非情だったり甘かったり。どちらかというと次元にどんな役割をさせたいかで次元の像が決まってくるような気がする

話によってはルパンにもちかけられた話を「ごめんだね」と蹴ったりもしますが、私個人は基本、次元は、儲けの額と無関係にルパンの斜め後ろに常に居て、彼のサポートをしてくれる男だと思う。それを嬉々としてやるのか、面倒だけどもう習い性になってしまった感じでやるのか、こいつの手助けをしている間は退屈しねえで済むくらいに思っているのか。それも、作る人によって変わりますね。

あとマモーの映画で、ルパンの頭の中を映像化した時に、不二子と銭形は出て来るのに次元が出て来ないのが、観た当時やけに寂しかった覚えがありますが、今考えるとルパンにとって次元は願望とか欲望とか脅迫観念とかいったものとは関係ないところに居るものなんでしょうね。居て当然、ともちょっと違うけど…

コバキヨさん大丈夫なのかなあ。アヴドゥルさんの頃に既に大丈夫かと思う感じだったもんなあ。大丈夫ですか?心配です。

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