GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

最近読んだ漫画いくつか

ドカベンプロ野球編』7巻辺りまで

山田太郎(たち)が高校を卒業してプロ野球に入りました。山田は10球団からスカウトされるもてもてっぷり。ちなみに山田以外は王監督ダイエーと長嶋監督のジャイアンツが岩鬼を欲しがりました。岩鬼ダイエーへ、山田は清原や工藤の居る西武。殿馬イチローのいるオリックス。ここまで出てきた名前でなんかもう、目頭が熱くなるね。

山田や岩鬼殿馬たちはすぐに一軍登録されて活躍するんだけれども、里中だけは高校時代から引きずる肘の故障や体が出来ていないなど種々の事情でプロ野球入りも危ぶまれていたけど、ロッテがスカウトしてくれて入るには入れたがずーっと二軍のまま。しかし里中は地道に密かに練習を重ね、不遇な中で秘球を編み出し、それを持ってオールスター戦にやってきたのだった。あっそうそう、ロッテには伊良部がいるんですよ(涙)

高校野球は一回負けたらおしまいの綱渡りを最後までやりきったチームが優勝、プロ野球は一年かけて戦ってトータルで優勝なわけで、読んでいての緊張感はやっぱり全然違います。勿論、高校野球の時にはなかった駆け引きの妙とか、これでお金を稼いで妻や子を食わせている(要するにプロということ)の大人の光と影とか、魅力はいろいろありますが、そのう…

実在する人たちに混ざって架空の人間が居て、それで実在の人が架空の人について「すげえやつだな、山田ってのは」「全くですね監督」って会話したり、架空の人の能力や心の中を推理して戦ったり、友達になったりしていくというのが、一旦ふと「変だな」と感じてしまうと、とても不思議な感じがしてしまうのです。そんな話は他にもあると思うのですが、咄嗟に思いつかないな。花の慶次とかもそうでしょうか。でもあれは実在の人物も我々は直に知らないからね。織田信長の本物を見たことがある人は今のニッポンにはおるまい。

でもまあドカベンは好きで読んでいたから、「あの誰それがこのチームで山田と戦うのか」「このユニフォームか」で楽しんでいたのですが、オールスター戦がね、ドカベン全何十巻だかで出てきた敵味方のメインキャストが全員出て来て敵味方に分かれて試合をするわけよ。打席に入るのもピッチャーもキャッチャーも塁に出てるのも塁を守ってるのも全部知ってるキャラ。それもほぼ同じ年齢の。山田が18ですからね、上でも20歳。若造ばっかりのオールスターです。そこまでいっちゃうとね、わあ嬉しい誰それと誰それが同じチーム、って喜ぶより「ありえないだろう」という気持ちが先に立ってしまいました。

にしても、読んだところまでで充分に山田と里中がもう引き裂かれたカップルのようで笑いました。おれをドラフトで指名してくれた…まさか西武?だったら山田と一緒…!オールスターに出られれば山田と会える、山田とバッテリーが組める…!頑張って第一線で戦えるようになって自分からチームを選べるようになったら山田のいる西武に…!もう里中ちゃん昼も夜も山田山田って。魔球で相手を抑えられた時もその時のキャッチャーに駆け寄りながら「山田ー!じゃなかった」とか言ってるし。お前らいいから結婚しろ。

海千山千のヤニ臭く酒臭いおじさんたちの中であれこれもまれて苦労している山田くんはとってもプリティでした。あと、土井垣さんと不知火のバッテリーがもう鼻血ものでグーでした。あと、打球を受けながら投げ続ける犬飼長男が身悶えするほどセクシーでした。

頭文字D』16巻辺りまで

ああっそうだったのかー、タクミにナツキちゃんの援助交際をバラしたのはあの人物だったのか。なるほどねー。つらいだろうな、気の毒に。

でも、あの子がナツキちゃん個人のことを特に嫌ったり憎んだりしているわけではない。いい子だし、とすら言っている。でも、タクミとくっついていくのだけは絶対にイヤだと思った、という辺りはなんかよくわかる気がしました。

この方の描く女の子の絵って本当にかわいくて、顔だけでなく体の線とか、雰囲気がとても乙女チック~、フェミニ~ンなんだけど、心情とか言動とかがなんかとてもリアルなんですよね。「いかにもこういうふう」「マンガに出て来そうな」わかりやすい意地悪とか、純真さとか、天然ボケとかではない。可愛らしい顔で金銭感覚ゼロで援助交際をしてお金もらいつつ「タクミ君が好き」だと思ってみたり、自分の父親と友達が不倫していて、それはそれとして友達自体は可愛いしいい子だからまあいいと思いつつ、好きな男の子とはくっつけたくなくてチクる、とか。不思議な感じがします。

ものすごく緻密でかつ迫力のある、愛情を注ぎこんだ車のバトルシーン、可愛らしい絵とギャップのあるリアルな感覚の女の子、それらに比べると走り屋の男のコたちが毎度毎度告白しようとしてはやっぱり勇気がなくて自滅して泣きながら「本気で好きだった…」ばっかり、だというのがちょっと笑います。

そして高橋兄にはすっとんきょうな彼女でも出来るといいな。大バカで無鉄砲ででも追い詰められるとすごい力を発揮するタイプの。予測不可能な。何をしでかすかわからない感じの。その恋人の運転する車でデートして、「ドリフト教えてくださいよ」とか言われて、教えてやったら車壊されたみたいな…いやか、そんな彼女は。

そういえばテレビでマツJ(中途半端な伏字)がサイドターンやドリフトをやっていて、上手だった。あれでちょっとマツJを見る目が変わったよ。でもジョジョの実写はやめてね。お願いね。

『Monster』の5巻辺り

スゲェッ

この先どうなるんでしょう。ひとつだけわかっていることは、私なんぞが想像している形では絶対に終わらない、それだけは言えるってことだ。

主人公が追われながら宿敵を求めて旅を続け、その道中で出会った相手を幸せにしてあげる、という形ですね。最後はそれまでに助けてあげた人たちが全員集合してドクターテンマを助けてくれるのでしょうか。うしおととらみたいに

でも彼には平安な、そしてこの世での、生を続けていって欲しいな。やりきった…がくっ。はやめて欲しい。

打鍵、結構進みました。花京院の方もポルナレフの方も目下佳境です。もう少し。

クーガはまだ迷っている。よし、しょうもない話にしよう、と思うと「真面目な話やって、Sさんに見直されようよ」などという下心が湧き上がってきたりしている。

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