GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

映画の話とかジョジョ更新とか

海街diary』観てきました。

ネタバレというほどの話はしません。

4姉妹の、それぞれに抱えたつらさや喜びを、きれいな背景の中でじっくり丁寧に描きました。という作品です。

悪人の出て来ない世界。すれ違いや、それぞれの拘りがぶつかり合って生じる摩擦などはあっても、ドス黒い悪意というものは存在しない世界です。

別にそれが甘っちょろいとか言うのではありません。そういう映画であるというだけです。

綾瀬はるか長澤まさみの姉妹が思いがけなくしっくりきた。

大竹しのぶ樹木希林すごいですね。映画に映ってないところでの言動が見えてくる気すらする。さすが女優。そしていつもと変わりない風吹ジュン。うつむいて微笑んで首を振るなあー!

長女の綾瀬はるかが、憎い、たまらない、と思っている母親の大竹しのぶと同じ口癖だというのが、うわあーと思いました。でもちょっとあざとい感じもする。

私最初すずちゃんは絶対に何か腹にいちもつ隠し持ってやってきたんだと思っていたので、本当に素直な良い子で、胸に隠しているのは父母や継母たちへの屈託オンリー、と言われてかなり拍子抜けしました。

過剰なドラマや、とってつけたようなクライマックスは最初から考えてません、という姿勢はわかるのですが、とにかく長い。もっともっともっともっと短くていいと思いました。90分くらいでいい。

そして映画館で、せきねつとむ監督作品の「騒音」のチラシがあって、ちょっと笑ってしまいました。ユゲさんが出てるのね。

ほんのちょっと観たいと思ったけど多分、例によって例のごとく『撮ってる側はすっごく楽しいけどお金払って観る側は全然面白くない作品』に仕上がっていることだろうという臭いがぷんぷんするので、私は行くのをやめました。夫が一人で観てくるそうです。お疲れさん。

何が悪いのかねえ。何が足りないのかしら。その手の映画で、これは掘り出し物(とは言わないね、穴場でもないし。何というんですかね)だと言える映画とは、果たしてあるのだろうか。大概のタレントや役者は誰しもが映画を撮りたいと思っているようで、自分もいっぱい映画に出ているし、他のひとの映画も観ているのだろうが、自分で撮ると面白くもなんともないものになる。映画を撮る才能っていうのはどこら辺にあるんだろうか。

第一に脚本が面白くなければ終わりだと思うけど、脚本さえよければいいってものでも…いやでも、脚本がずば抜けて良かったらそれで勝負は決まったのだろうか。役者がへっぽこでカメラワークとかが素人丸出しでも、脚本が面白かったら観られるものになるだろうか。わかりません。

ジョジョアップしました。

良かったら読んでいってください。

次は何をやるかまだ考え中です。

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