GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

頭文字Dの続き

少し前に高橋兄弟の弟と戦って勝ったところまで観て、あとしばらく観てなかったのですが最近また続きを観始めました。

最初の頃はとにかく受け身で、ものすごいドライビングテクニックを持っているのにただひたすら成り行きや「引っ張り出されて、仕方なく」競い合うはめになり、皆がいきり立つ中平然としたおちょぼ口でぶっちぎってしまって、「なんか勝っちゃいました」みたいにぼぉーっと立っている、車を降りたらいよいよただの顔がいいだけのでくのぼうであった主人公が、幾人もの強敵や卑怯なヤツ相手に戦う中で、次第に自分から走りたくて勝負に出て行くようになってくる。あんまりノリノリで「俺はやるぜ!任せとけ!」になってしまうと、他にいくらでもいる普通の主人公になってしまうので、完全にそうはなって欲しくないですが、今くらいの変化は見ていて「おっ、タクミのやつ、火が点いてきたな」なんて思いニヤニヤしています。

で、タクミの周囲の人たちがどいつもこいつも大言壮語で、勝手に墓穴を掘ってばかりいる。自分では大した走りも出来ないのにドリフトが得意だのチームのナンバーツーだのとフカシまくる。その結果彼女になりかけの相手に怖い思いをさせたり、相手が自分より車の運転が上手かったりして恋に関してはからっきしの三級品なのであった。走り屋の人たちはみんな純情で異性には奥手だということはよっくわかりましたが、それにしても池谷先輩の場合はむごい。そりゃマコちゃんは、最初はタクミと戦いたくて近づいてきたのかも知れないけど、だんだん本当に池谷先輩のことが好きになったとか、高橋兄に対する気持ちが単なる走り屋としての憧れ止まりだとか、わかるじゃないか。それを勝手に「俺なんかダメだ」とか決めつけて「何時にどこそこで待ってます」をすっぽかすという形は最低だろう。断るにしても、あるいは自信のない自分の気持ちを告げるにしても、じかに会ってというのがルールだろう。後になってから慌てて行ったら渋滞にはまって間に合わないってバカか!マコちゃんが可哀想すぎるだろ!

思わず熱くなりましたが、普通のパターンからすると、マコちゃんが諦めて帰ろうとするそこになんとか間に合って、「ごめん…俺でよければ」「(涙を拭って笑顔)こちらこそ!」なんてことになるのが通常なので、壊れてしまって終わるというのは珍しいですね。今の世の中なら携帯があるからねえ。相手の自宅に電話して家族に取り次いでもらってやっと連絡が取れるというのは観ていて新鮮でしたが、携帯があれば池谷先輩の縁もつながったんでしょうねえ…

ところでドライビングテクニックに関しては男女のハンデはないでしょうね。長時間やるなら体力の差が出てくるだろうけど。女のトラッカーとか居るしね。かっこいいよね女で車の運転上手だと。2割増しで美人に見える。

あと、タクミのお父さんのベテランドライバーがジョセフジョースターの声でした。相変わらずセクシーおやじである。皆さん頑張って仕事してますなあ。笑っちゃったのが、上で言ってる高橋リョウスケという理論派の声がDIO様なんですけど、劇場版では承太郎が声をやっているのです。まあ、頭の切れるいい男ですからな。どちらでもぴったりだ。「当然だぜ」「当然WRY」

グラップラー刃牙の時もだったんですが、なんでBGMがパラパラのかたまりみたいな曲ばかりなんですかね。OPもEDも名も知らぬバンドのやっすいプロモーションビデオになってるし。おとなの事情なんでしょうか。

この後もまだしばらくあるので見続けると思いますが、いずれ負けるのだろうか。あのおちょぼ口が負けたショックで余計におちょぼになる日が来るのだろうか。心配です。

まだ打鍵していない。頭の中であれやこれやといじっている。

以下拍手コメント御礼です。

> Aさま

返事はいいとのお言葉なのに返事してしまってすみません。ぜひ返事させていただきたく。お許しください。

あなたのお気持ちがわかる人は世の中に沢山いると思いますが、私もその中のひとりです。ガッと手を握って「わかる」と言いたい気持ちです。

第3部アニメ化ッ!と聞いて頭に浮かんだのは正直、どんな名場面でもなくて、彼らの最期の姿を動く画面で見、最期の声を耳で聴くのだなということでした。楽しい場面で笑いつつも心の一部はどうしても緊張し身構えていましたし。自分に対し「覚悟しておけ」と言い続けていた感じです。

その、一番気の重かった場面を通り過ぎて、そして彼らの覚悟や決意や、命を振り絞ってやり遂げたことなどをきっちりと映像化してもらえて、ああよかったなとは思いつつ、どうしても寂しくてなりません。

本当にね、皆でまだ旅をしていって欲しかった。各々の日常に戻り、時には再会を喜び合って欲しかったです。というわけで叶わない幻ではありますが、彼らに幸せになってもらいたく、頑張りますね。お声、重ねて感謝申し上げます。