GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

第45話観た

もはや引き返すことが出来ない、あの頃には戻れない。本当にあと僅かで決着がつき、全てが終わる、

という感覚を、こんなにもありありと、まるで現実の事のように実感することは滅多にないと思います

「階段を上ったと思ったら降りていた」「車から外に出たと思ったら中に入っていた」場面の見せ方がうまいなと思いました。アニメならでは。

ポルナレフの口から幾度も出てくる、「仲間の死が」「俺は一度死んだ身」「アヴドゥルとイギーは俺のために死んだっ」の辺りがつらい。怒りと悲しみによって彼が自分を支え奮い立たせているのがつらい。そしてあの「アヴドゥルとイギーは?」「…ここまではこれなかった、…俺を助けるために」「………」「……、そうか」「…ジョースターさん、…日が沈みかけています」の一連を見る日が来てしまったのだと、本当にずっしりと胃に来ました

本当ならアヴドゥルとイギーを失ったことは、大声で嘆いても追いつかないほどの悲しみなんだけれども、今はそれをしている場合ではない。だから目下しなければならないことをし、ヌケサクを小突きDIOの棺のところへ行く。そこの淡々具合がこれまた胃に来た。そうだな、シーザーを失った時のジョセフとリサリサ先生のようだ。

ポルナレフの「ここまではこれなかった」の顔は、やっぱり、原作の方かなーと思いました。悲しみよりも、苦渋、の色合いの方が強い感じ。涙も出ない、歯を食いしばっているためうまく喋れない、みたいな感じ、じゃないかなと思ったの。ごめんねうるさくて。

そして花京院の顔を見て、「今背筋に鳥肌が立ってるんだなあ」と思った。そして改めて、5人と1匹のメンバーで旅をする時間がもう少し欲しかったなと思った。私もね、花京院とイギーってなかなか良い組み合わせだと思うのよ。ポルナレフとイギーの時の呼吸みたいに、花京院との色合いも見たかった。

上院議員への言葉の数々「歩道が空いているではないか」「関係ない。行け」の後、ボンネットが血まみれというの、凄みがあるね。どがすか人を撥ね飛ばすシーンがないのが逆に恐ろしいと思いました。ハイエロファントの背後にフと現れるワールドに、「逃げてー」と叫んでしまった。血を流しながら「二度と…二度と負けるものか!」の声に、改めて、花京院が、かつてDIOに屈服し足元にひざまづいたことを悔しいと思い、跳ね返したいと思っているだなあと感じた。花京院は本当に誇り高くて、自分が納得し選んだ尊敬できる相手でなければ決して心を開いたりしないんだよね。無理やりに恐怖と圧力で自分の精神を捻じ曲げられたのが、私なんぞが想像するのとは比べ物にならないほど屈辱で、許しがたいことなんだ。捻じ曲げた相手よりも捻じ曲げられた自分が。そのことが今ここに来てようやく実感できた気がします

しかし、こんなにも緊迫している場面なのに、みんなで不思議な喩えばかりしなさる。緊張のあまりおかしくなったんだろうか。一番変なのはやっぱり「コーラを飲んだらゲップが出るのと同じくらい確実」だと思う。そんなに確実ではないんでないか?

DIO様、自分のしもべになればすべての安心が手に入るって言ってたけど、DIOの手下になったら結婚相手も見つけてくれるのかね。月に一回くらい合コンを開くのかな。大変だなDIO様。「会費は…男は5000円、…女は1000円だ」

そして。

思いついてしまったか、DIOのスタンドの秘密をあばく方法を。他になかったのか、もっと安全な方法。自分がとぉーくに居て調べる方法。なかったのか。そうか。

予告見てあああああと思いました。死神13の時は笑ったんだけどね。つらい。つらすぎる。

打鍵しています。頑張るぞ。