GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

ゲッター祭りの続きの続き

新ゲッター全部観ました。久々に観たので記憶が飛んでいるところもありましたが、最後だけは当然のごとく覚えておりました。「あばよ、ダチ公」ですもの。

あのセリフ、原作の竜馬だとそれまで皆で一緒にミチルさんの料理食ったり、普通に顔見合わせて笑ったり「こいつう」「わっはっは、悪い悪い」な場面があるので、まあ普通に受け入れられるんですが、新ゲッターはそういった和気藹々が全くなく、元気はいないしミチルはアレだし、まあせいぜいベンケイのシリ出し&チン出しシーンでほのぼのするくらいですし、とにかく3人が顔を合わせれば冷え冷えとした罵り合いばかりなので、その竜馬が「ダチ公」と口にしたことで、ああ竜馬にとってあの2人はいつしか、他には居ない大事な仲間になっていたんだなあ、としみじみしました。ゲッターに取り込まれかけた時も2人の絶叫で戻ってきたしさ。照れ隠しの「でっけえ声で呼びやがって」みたいなのも可愛かった。

竜馬は一度あのゲッター暴走世界に行って、自分があの悪夢をもたらす存在になる可能性について解っていて、その道を避けるために独りあっちへ行ってしまったという感じでしょうか。気にしないでいいのに。ダチ公2人も連れてってよかったのに。ねえ隼人さん?「………」

隼人の「どうしてお前なんだ」な呟きが重たかった。竜馬は全然わかってない顔で「あ?」って見返してたけど、最後の辺りを見れば自分が特殊な存在なんだってことはわかっていたようですし。やっぱイヤだな、3人がシンクロしてパワーが高まったのより、竜馬ひとりの方がパワーが上のゲッターなんてさ。最後にもうひと押し付け加えて欲しかった。イーグルだけでひとりカッとんでる竜馬だったがそれでもやられてしまって、もうだめだ、という時に「全くお前ひとりじゃ何もできねえんだからな」「そうだぜ、ゲッターは3人そろわねえとな!」「てめえら…畜生、合体だ!」「おう!」チェーンジゲッター1!「な、なんだこのパワーは!今までに見たこともないほどの…ぐわああああ」ぼかーん「ざまあみやがれ」なふうにさ。その方がずっといいと思うだろう、なあみんな。

そして、正義と悪の戦いというのは大昔から現代に至るまでずっと語られてきているテーマですが、実際ゲッターは別に正義ではなく、ある立場からすれば悪なんであろうとすんなり飲み込めます。関係ないが神隼人なんかは正義か悪で分けりゃ完全に悪の側だし、別に改心もしていないし(笑)ただ自分の知識欲を満足させたくてこの場にいるだけ。世界の平和なんかまったく願っちゃいない。竜馬だって、決めつけられるのが気に入らないから全力で逆らってるだけだし。改めて、なかなか珍しい作品だよね、ここまで徹底してるのは。

隼人のテンションの浮き沈みが、新は全部の中で一番激しいと思うわけですが、「チェーンジゲッター、ツゥウ!」の言い方が大好きです。良く立ってられるなと思われるシルエットのゲッター2ですが、新ゲッターではイイ感じにバランス調整してあって、かっこいいですね。ちなみにゲッター3はあの鈍重な感じが好きなので、ポセイドンとかそれ以降のちゃんと足がある形よりゲッター3の方が好きだ。1や2や3になるために3人でホント頑張って合体の練習したんだと思うのよ。「よし次は3だ。まずジャガーの上にイーグルが刺さるんだな?えーと…」「おいおい大丈夫か」「とにかくやってみるぞ」とかさ。

新ゲッターのキャラクター設定でそのまんま週一30分になったゲッターロボが見たいな。面白いと思うよ。殺伐としてて色恋沙汰なんか一回もなくて。

でも時々息抜きみたいなアホな話が入る。ミチルさんの料理の話とか。原作とは全然テイストの違う話になるでしょうが。

ああ是非博士とミチルと隼人がパーティに行く話もやって欲しい。

新ゲッター、最後竜馬がひとりで永劫の戦いをやらかしてましたが、何かの拍子に戻ってきちゃって欲しいな。数年後にでもさ。で、また行くと言う時には、3人で行ってよ。やっぱりさ、ゲッターは3人でないと。ねえ。

打鍵してます。はい。

ジョジョも打ちたいがゲッターも打ちたくなった。猛烈に。

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