ようやく観ました。
ごく最近まで白いキョトーの再放送を観ていたので、いちいちウケました。オープニング曲から「〇〇教授の総回診です」からアメイジンググレイスからキャストの名前の出方まで。
まあ、主人公のキャラクター立てはもはや匠の世界な感じですから、逆に特に言うことはないって感じですが
全体の流れも白いキョトーに似てるんだね。似てるというか、同じ型を使って作ったというか、わざとなぞったというか
患者個人個人の身になって考えるという医に就く人間が最も大切にしなければならないことを忘れ去って、地位や名誉や金や女にうつつをぬかしている大病院の院長、彼のせいで不本意な死に方をしたひとりの人間が居て、その無念を代弁してやるために頑張る貧乏な家族と底辺の弁護士。自分を支えるものは一握りの正義の心。
どちらも、「どの道そう長生き出来る訳ではない、でも、自分で納得し選び取った結果でなく途中で断ち切られるみたいに死なされた」という点が鍵で、医療事故で戦おうとすればまあ間違いなく医者の方に軍配が上がるんだけど、その「医師としての心構えを問う」裁判にズレこんでいくと圧勝に思えた権威側が崩れていくみたいな図式です。
財前ディオも、金と権力にまみれてたし弁当屋を切り捨てるみたいに死なせちゃったけれども、ガンを撲滅したい気持ちに間違いはなく、より早くより高みにのぼってがんセンターを作って、より効率よくより効果的にガンで死ぬ人を減らしたいという気持ちは確かにあったんだ。それは確かなのです。ふるやいっこうは財前ディオをもっと極端にした感じでしょうか。
一人が病気に敗北して死んだらその死を次の生のために活かす、繋げる。それが残っている側の使命である。どんな人の死も、自分の死も、いつか病気を殲滅するためのデータであるというその点ではすべて平等である。一人が死んだことを泣いてる暇があったら次の患者を生き延びさせる算段をしなければ。
理屈はわかりますが、死んだ人の名前間違えちゃいかんな(笑)めそめそ泣かないということと死なせてしまったことを申し訳なく思うことは別だし。
コミカドが財前ディオの弁護をしている裁判が観たかったなと思いました。コミカドなら財前ディオの心情や信条やらを全部理解してくれることだろう。お互いにあまり好きなタイプではないだろうけど(笑)面白い被告席だろうな。
裁判に勝って、にしだとしゆきと財前ディオといぶまさとうとコミカドが4人で囲む会席膳。最後の方はネクタイを頭に巻いて芸者と踊りを踊るにしだとしゆきとコミカド。すっごい観たい。
大森なんとかさんは私はちょっと苦手な俳優さんなんですが、ああ利休にたずねよの時にも言ったな。ごめんね。でも上手でしたね。これからいつかまたゲストで出るのかしら。
王子様と大森なんとかさんとヒロスエとまつだいらけんにこてんぱんにされてリベンジするコミカドとかって。そんなに呼べるわけないか。
ちょろちょろ打鍵はじめました。
クーガの話はのへーんとした話のはずがなんかホラーチックになりそうです。時々書くパターンの話です。イチジョーさんが受難です。と言っても日焼けやしもやけで苦しむおふざけではないです。すみません。どうしちゃったんでしょう。最初は同居してる2人が休日に「ラーメンでも食べにいきますか」「そうするか」なんて言い合う話の筈だったのに。
あとジョジョの方もずーっと考えてて、花京院が苦労する話をひとつ考えました。苦労する話ってあなた…ひどい言い方…
でも大丈夫!花京院には承太郎がついててくれるからね!こう、バン!て突き飛ばされて「うわっ」て後ろにのけぞるとそこにちゃんと承太郎が居て、あの胸板でがしって受け止めて両手で抑えてくれる感じ。体格差がいいよね~ああホントに。
前回ちょっと友情をはみ出して楽しかったです。これからもちょろちょろはみ出したいと思います。友情と書かれた線の上を右へ左へ。「おっと踏み越えたぜ」「戻ってきました」「また踏み越えたぜ」
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