GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

ひぐらしのき

観てきました。あ、本当は漢字です。当たり前だ

ネタバレ…という程の話はしませんがこれから観る方はご注意ください。

良い映画だと思うのですが、なんだろうな。カメラの撮り方が時々素人の8ミリ映画みたいだとか、妙な間が空くので見ていてテンポがズレるとか…なんだか、腰の落ち着かないところがありました。でも、いい映画だよ(笑)

ただ、なんでもかんでもセリフで説明をするのが残念でした。殊に、最後に乗り込んでいった先の悪い人が、役所こうじをこの場でひっとらえて斬ろうとする部下を引き留めるシーン。あんなベラベラとわけのわからない話をされては、寸前の役所パンチで感動していたこっちも興ざめだ。「やめよ!これ以上恥をかかせるな」くらいでいいんだよ、あの悪い人が本当は役所こうじが正しいんだ、でも許してやるわけにはいかないと思ってるのは伝わってるのだから。テラシマしのぶが、役所こうじの娘のホリキタまきに「父のことをどう思っていたのか」と詰問されてそれに答えるシーンも、なんーだかわからない例え話の長ゼリフで、観ていてイライラしました。もっと簡潔にわかりやすく、彼女の気持ちをスッと伝えるセリフがあるだろうに。

今思ったのですがもしかするとあのセリフは原作に忠実なのかも知れない。原作通りというか。でもね、情景を想像しながら何度も読み返せる文章の媒体と、戻れない一瞬の積み重ねである映像とは、同じという訳にはいかないと思うのです。もし原作通りのセリフにしたというのでなければ、ごめんなさい。

最初は罰を逃れる一心でスパイをしていたおかだズンいちが、次第次第に役所こうじに心酔して上司に敵対すらしてゆくさまは自然で良かったです。ホリキタまきとの淡い恋も観ていて目に心地よかった。役所こうじの息子の、必死で懸命で真っ直ぐなところは伝わってきました。息子がやけくそになってズンいちにかかっていって、最初投げてやっていたズンいちが見事息子に投げ返されて思わず笑ってしまうシーンが生き生きしていました。息子の友達が可哀想だった…あれってベロ出しチョンマ入ってるよね。引っ立てられながら妹に「笑え」って変な顔してみせるところ。

おかだズンいちの剣術かっこよかったな。あれはなんだろう。手首のところをポンて打って刀をくるりと返すの。何度も練習したんだろうな。すっかり時代劇要員になったねえ、ズンいち。

アクション部分はほとんどない映画でしたが、観ていて飽きなかったです。最後に一つだけ不謹慎なことを書きますと、

雪の降るある冬の日、外から屋敷を見ているアングルで、障子がすーと開いてズンいちが外の様子を見ている。ズンいちの奥に役所こうじが机にむかっている姿が見える。役所こうじがふと気づいた様子でこちらを見て、ズンいちと目が合って微笑みあい、そしてズンいちが静かに障子を閉めるシーンがあるのですが、妙に色っぽかったです。まるでアレの後のよう(笑)そんなことを考えて観ている人間はあの劇場に私ひとりでございましょうが

打鍵しています。

承太郎と花京院はクライマックス部分終わりました。なんかもう打ってて照れくさい恥ずかしい顔真っ赤よ。でももうちょっとくっつけたいんだがなあ。でもあんまり無理やりくっつけるとどんどん偽物になっていくのよ。「花京院!てめーとくっつきたいんだぜ!」「承太郎ったら!召し上がれ!」「こいつはくせえ!ニセモノの匂いがプンプンするぜぇーッ!」←突然乱入したスピードワゴンさん

アヴさんとポルは、これから盛り上がるところです。もうちょっと、仲が悪い…というか実は相性はあんまり良くなくて、そんな気はなかったのにどうしてかケンカになってしまう感じを出したいんですけど、でも仲良くして欲しい私の気持ちがそれを阻むのだ。「うるさいぞポルナレフ!大体お前はいつも」「そんな顔すんなよ…」「…いや、そうだな、悪かった」「俺も悪かったよ」「ふふふ」「ふふ」「ニセモノの匂いがプンプン(以下略)」

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