観てきました。
ネタバレしますのでご注意下さい。
嵐の海に、手を縛られた状態のうら若い娘を蹴落とすというのは、「殺す」のと同義だと思います。それを追って飛び込んだ方はまあ、剣術の達人という理由づけがあるでしょうが、2人ともそれぞれ岸に流れ着いたとか漁船に助けられたとか、運が良すぎる。なんか、海岸で立って待っていれば何でも流れ着きそう。
師匠のふくやまと問答して、「お前に欠けているものを見つけなければ、お前はここで死ぬ」とか言われて、早くしないと志々雄は好き勝手するし薫どのは死んでるかも知れないしちょっとヤケクソ気味の剣心。まさかその欠けてるものって、「自分は死んでもいいからあいつをなんとかしなくちゃ」的な自己犠牲精神のことじゃないだろうなと思ったらまさにその通りでした。でもそのことに気づいたシーンが「命を捨てても奥義を会得しなければ(一拍おいて)まだ死ぬわけにはいかない」「やっと気づいたか」ってなんか、長ネギのようにするっと平坦なんで「えっ、あ、その理由?」てちょっと目がパチパチしました
師匠も弟子も髪がうるさくて見ていてイライラした。髪切れ2人とも。ふくやまは若い頃より年取ってからの方がかっこよくなったね。「お前が背負えるほど明治という時代は軽くない。エナセーブ」
えっ、メゾンドヒミコあそこで死んじゃったの?そういうこと?最後に四乃森蒼紫にしがみつく手つきがセクシーでしたが。あれは秘技・メゾンドヒミコ拳なんだろうか。「受けてみろ。ナイスセクシー!」「うわああああ」
水のんで流れ着いて何日も意識不明で寝ていたんでしょう薫どの。目が覚めたとたんにすたすた海岸を散歩って不自然すぎる。あそこは別に、寝台の上で目を開けて、「剣心に会ったわ」「なにっ、どこでだ!」「夢の中だろうと別にいいじゃねえか」「行くわよ。東京へ」で別にいいと思います
剣心が斬首に処せられそうになって、今まで殺した人の名を読み上げられているシーンはきつかった。あのシーンが一番「剣心は今つらいだろうな」と思いました。
最終決戦に向かう船に佐之助が乗り込んだ時、「えっおぬしも乗るのでござるかヤムチャ」と思いました。でも頑張って活躍してたね。素直に剣心の力になりたいという気持ちが一番強いのはアホ毛や力石でなくて佐之助ですからね。見ていてスッキリした。最後の、4対1の「数を頼んで最終決戦」はちょっと面白かった。あまりないですよね。
藤原たつやが刀振り回すと炎が出るんですけど、あれは実際に出ているんですかね。それとも人並み外れた邪悪なパワーが目に見える形にすらなっているってことですか。どっち?
結局、剣心が殺さなくて相手が自滅する的な形で死ぬんならいいわけですかね。「相手から死んだんでしょ?」「そうでござるが」「ならいいわよ!」なんですかね薫どの。ちょっとその、剣心に背負わせるだけ背負わせて「死なないで!」「殺さないで!」どっちかにしてくれ、な気持ちは残りましたが。
敵のところからよたよた戻ってきて、剣心や力石には手を貸してくれるおなごが駆け寄ってくるのに、アホ毛だけ誰もいないんで気の毒でした。
いとうひろぶみがなんであんなに偉そうなんでしょうかと思いましたが、政府の一番上に居る自分が「過去の汚い部分を全部背負わせて悪い。済まない」と一言いったら全てがおしまいな感じなのかなあ。別にごめんって言ってもいいと思うけど。しかし剣心、あれだけ民衆の前に「こいつが人斬り」て見せつけて顔を晒させておいて、この後は自由に生きてネと言われても困ると思う。「よくやってくれた!これを」「なんでござるか」「カツラとほっぺたの傷隠しのガーゼだ!」「斬るでござるよ」
ラストはプロポーズなんですかね?幸せになってね。あと、お互いに死んだのかと思っていたら生きていた!の後の再会があまり「生きていてくれた!」な大騒ぎがなかったのは良かったです。今はそれどころではないっていうわきまえがあって。
まあ面白かったけど長かった。ポップコーンて胸焼けする。
打鍵は…今夜はできないかな。明日ね。
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以下、コメントへのお返事です
> ナナシ様
いらっしゃいませ。覚えてますよ!忘れたりしませんよ、もう干支が一回りする間先生と秘書のことを考え続けてきたんです!今更忘れるもんですか(笑)先生や秘書でしか作れない話があるんですから。先生と秘書はひとりしかいません。これからもずーっと先生と秘書の話作り続けますよ。どうぞ、思い出した時にちょいちょい覗きにいらしてください。
一声かけてくださってありがとうございました!