GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

グラップラー刃牙の更に続き

36巻くらいまで読みました。

東京ドームの下での戦い編面白い!

鎬兄弟って、序盤の初登場の頃にはあまり魅力を感じなかったのです。邪悪さにおいても力量においても、単なる「途中の敵」な感じで。

でも中学時代が終わった後の大会の方では生き生きしてたねえ~兄弟としてのつながり方とか、敵対の仕方とか、こいつらぁ!て感じでした。

あと私の大好きな花山薫に憧れまくっている暴走族のかしらが居るんですが、ああもう痛くて痛くて。とにかくこの漫画は読んでて「アイタタタタタタタ」なシーンばかりなんですけど、この柴千春という男がそのうちの50パーセントくらいを担ってるのではなかろうか。読んでいてあんまり痛そうなんでだんだん腹立ってきました。

戦いの後、その憧れの花山薫ががしっと抱きかかえてくれて「いい戦いだった」って誉めてくれたけど、そうですか花山さん?と思わず紙面に問いかけたよ。いい戦いなのかなあ(笑)

絶対に譲らない!自分から負けを認めることだけは死んでもしない!その信念を最後まで揺るがせない、そのことの大変さと、それさえできるならそれが最強、ということでしょうか。まあ、花山さんは稽古だの修練だので自分を鍛えることは女々しいという考えの人だからね。たとえ腕力や俊敏さなどで敵わなかったとしても、自分が持って生まれた力(ど根性とか、負けん気とか)をこそ最後まで手放さなかったのなら、それはいい戦いなんでしょう。

でも!あなたがわざわざ出向いてきて抱きかかえてくれるなんて、ちょっと、異例じゃありません?ワタシちょっと複雑でしたわ花山さん!ぷんすか

愚地独歩の義理の息子さん。克己さん?あの人も出てきたばかりの頃はなんか、あんまり好きでなかった。刃牙が怒っていた理由で私もやなやつだなと思ったし。でも花山さんと戦ったところからちょっと好きになった。やっぱ、全力で戦わないといけない相手に出会うと、見栄とか虚勢とかが削げ落ちてそのひとの真実が出るんですね。うむ

相変わらずババのそっくりさんが強かった。いのきのそっくりさんも強かったけどムカつく作戦繰り出してくるんでイヤだ。刃牙は感謝してたけど。

あと渋川先生に笑った。じじいで狡猾でずるくて強い。いいねえ。合気道ってかっこいいよね。「渋川先生、合気あげー」「おう、かんぱーい」

渋川先生が出てきた時のナレーションの、「達人が実践に出るところを見たことはあるか?」みたいなやつがやけに納得した。確かに、剣道十段の人とか聞くと「試合に最後に出たのは何年前なのかなあ、剣道連盟とかに貢献したおじいさんなんだろうな」のようなことをなんとなく思います。実際に本当に強さだけで上がっていく段は七段とか八段で、あとは名誉職的にいただくのかなあーと。そんな人がいざ実際に試合に出ることはないんだろうし、戦っても勝てないんだろうなあと。

でももしそうじゃなかったら、それはきっとこんなじいさんなんだろうなと思わせるような戦い方でした。

パチンコ屋には42巻だかまであるんですがそれで終わりかな?続きの『バキ』とか『範馬刃牙』とかはないようだ。入れてよ~お願い~あと花山さんのスピンオフ作品も忘れずに仕入れてね!約束だよ!

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