GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

グラップラー刃牙の続き

20巻くらいまで読みました。この前言っていた「花山薫」が出てきた。

かっこいいっ!いや、持ってかれた。

最初の頃は何を考えているのか全くわからない不気味な色合いや、闇討ちするような部分を強めに出してましたが、やっぱ刃牙とサシで戦ってからちょっと変わったね。タイマンはったらダチだぜよ。

母親に拒絶されてショックを受け夜の街をうろうろしている刃牙のもとに現れ、自分の母親は癌で死んだから、母親に噛みつかれてるお前が羨ましいと言って一晩一緒に酒を飲み、最後に一言激励する。かっこいい~っ。あの体格差もいいし。

なんといっても、化け物…いや父親と戦う直前の刃牙のもとに、過去において彼と死闘を繰り広げた相手が集まってきて、ウォーミングアップの相手になってやるところ、良かったなあ。ユリーと花山薫なんて自分たち同士はあんな争いをした相手だってのに、共通の好敵手である刃牙を通じて普通に話してるってのが、いいね~。漢字の漢とかいておとこと読む連中。

あの化け物…いや刃牙の父親には絶対にないもの、本気で全力で戦い合った相手とだけ何か通い合うもの、それが刃牙にはあるんだよなって思いました。

あの若頭みたいな人が二代目である花山薫のために陰日向に動いてくれてるのも良かったです。なんだっけ。木崎さんだっけ。

で、ネットでちらっと「花山薫が通信簿を見せたがらない」一連を読んでしまったんですけど、いやー笑った笑った。なんか見た目が白スーツにメガネなもんだから、インテリなのかと最初思ってましたが、おパカさんだったのね。か、可愛い…第一、通信簿って。つうしんぼって。そもそもあの顔で15歳って。リキ・タケウチの世界ですね。一度戦ってくれないかしら、花山薫VSカオルちゃん。くしくも名前まで同じ。観たいわー。

この手の「強敵と戦って勝って、次にはもっと強いやつが出てきて戦ってなんとか勝って、その次にはもっと」が延々と続くパターンの作品では、序盤に出てきて敗れて去っていったキャラってもう用済み的になりますが、この男は違う。少なくとも私にとっては違う。どこらへんが、と言われると「まだまだ動向が気になってしょうがない」というあたりでしょうか。

それと、たとえどれだけそのキャラより強いとされるキャラが出てきてからでも、なんというか…ひとりそのキャラが立っている絵姿に対して「負ける気がしない」てキャプションをつけたくなる人がいるでしょう。何としてでも絶対に勝つ、と思う人。そういう人です。

刃牙が、「男は一生のうちに一度は必ず、自分が世界一の男になりたいと思うものだ。でも成長していくにしたがってどこかの時点でそれが無理なことだって思って挫折していく」のようなことを言ってまして

まあでもここにいる男たちは未だにそう思ってるんだ云々、と続くのですが

その前半部分がなんかやけによく伝わってきた。そうなんだろうなあ、きっと、と思えました。

そして

今まではあまり思ってなかったのに、ジョジョのアニメを観て面白い面白いキャッキャ、もうここまで来たもうすぐアヴさんが戻ってくるとか言ってたら…

この旅が終わってしまう日が近づいているって思ってしまったよ。

ホント今まではそういう方向には思わなかったのに。この旅のメンバーがひとりひとりバラバラになってゆくと思ったら涙でそうになった。

この世に終わらない旅はないのですが。

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