読んだ本シリーズです。
あの、私はパチンコを一切しません。待っている間に休憩所にある漫画を延々を読んでいるのです。
『テルマエ・ロマエ』
面白かった。
絵がだんだん上手になっていくのが興味深かった。
キャラクターが立っていた。
読後感が、よそからきた人に自分の住んでる地域の良いところを誉められて嬉しく思う気持ちに似ていると思う。
あの時代とつながるあたりがやっぱりちょっと正直説得力不足といいますか、苦しいなと感じたけど、二人ともそれぞれ精一杯努力していたのは伝わってきたので、まあいいかと思った。そう、ご都合主義で突然奇跡が起こって何もしてないのにうまくいくのはダメだけど、奇跡が起こるくらいにキャラたちが頑張ってると、こういうこともあるかなと点数が甘くなるわけだよ。
『バジリスク』
面白かった。
おだぎりじょーとナカマユキエが出ていたスッポコ映画のSHINOBIは映画館で観ましたけど、あれの12倍くらい面白かった。
肝心の甲賀忍法帳を読んでいないのでこれはぜひ読まないといけない。
凡人の想像のはるか上をゆく忍法合戦なわけですが、絵が十分その奇想天外さについていっていると思いました。弦之介の眼力忍法とか特にね。
個人的には、敵に化けて敵の屋敷に入り込んだところで自分の妹がなぶり殺されている現場に出くわし、敵のフリをしたまま、ほとんど死にかけているその指を握って、モールス信号みたいにして意思を伝えあって、最後に妹がに・い・さ・ま・に・い・さ・ま・・・と繰り返してこときれるシーン。あそこにね、ぐっときたね。
魔界転生で、クララお品が、天草四郎の術の道具にされないように自分で血を抜いて髪切丸を封じて、最後に十兵衛にしがみつこうとするんだけどお雛たちがいるのでそれは堪えて、天草四郎と共にいんへるのへ、と言い置いて死んでしまう。十兵衛は彼女が十兵衛を助けるために命を捨てたことは結局わからないんだけど、何かを感じて彼女の髪をいとおしむように撫でるというシーンが、もどかしくて切なくてとても好きでしたが、ああいう…単に「すてき!いいわぁーしびれるー」というのでない、つらく沁みるような表現が、すごいな山田先生。と思うわけでした
『ラブひな』
2巻くらいまで読んで挫折した。
あまりにもボクやキミの願望をそのまま漫画にしたよ!な展開につきあえなかった。好きな人すみません。
『マリア様がみてる』
今出ている巻数まで読みました。
久々におねえさまの世界を堪能した。面白かった。あちこちがかゆくなったけれども。
性別関係なく誰かを深く思いその人のために悩んだり苦しんだり乗り越えたりする姿をきちんと描いた作品は、こちらを納得させるものですな。
でもあの世界には「異様に汗っかき」「緊張すると腹を下す」「悩みがあると口が臭くなる」といった理由で悩む乙女は存在しませんな。そこまでリアルを求めなくてもいいか。
『花より男子』
12巻くらいまで読んで挫折した。
いろんなところでいろんなことをしてはいるけど、内容は結局「あっちも好きだがこっちも好き」「居なくなられるとショック」「でもやっぱり素直になれない」を延々繰り返しているわけです
あと、1巻の時点で、道明寺というやつが「生意気な貧乏人の女を、手下に命じて襲わせる」のである。これ失敗したからいいけど、成功してたらヒロインは犯されていたのである。その後どんなに「いろいろ問題はあるけど根はいいやつ」を主張されても、「あんなことしておいてなあ」と思ってしまうのである。いくら「まああれはさ、置いておいて。ギャグっぽく処理したじゃない」と言われても聞く耳もたん。そういうことをするやつなんだと思ってしまったらもう終わりだ。
まあでも、好きな人すみません。
くーが進んでる。頑張る。
そうそう、お友達に提出したくーが本が完売になったそうで、それに載せた話をサイトでアップしてねということなのでお言葉に甘えようと思います。近日中には。
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