GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

キカイダー

キカイダーrebootを観てきました。

ネタバレしまくりなので気をつけてください。

ロボット工学の権威、光明寺博士は平和利用を目的として研究を重ねてきた。しかしスポンサーの某大臣と、彼がアメリカから呼んだプロフェッサーギルはロボットを軍事目的に使うために画策していた。その目的を知ってしまった光明寺博士は謎の事故死を遂げ、彼の娘と息子に謎の魔の手が伸びてきた時、その前に立ちはだかる謎の男が居た。彼はジロー、光明寺博士がつくり上げたアンドロイドだった。すさまじい戦闘能力を持ち、それを悪のために使わないように良心回路という機構を組み込まれている。

そして彼はギルが指揮を取る悪の組織ダークとの戦いに身を投じてゆくのであった。

ジローやキカイダーの姿や動きについては、結構良かったと思いました。韓流スターみたいな役者さん、ロボットのプログラミングされた通りに動く感じや、言われたことについて考えて判断がつかなくて首を傾げる仕草など、頑張ってるなと思った。

ミツ子はあかんかった(笑)最初かたくななのが徐々に心を開くってことんだろうが、なにかというと「機械のくせに」「大丈夫でしょ。機械なんだから」連発。観ていて憎々しさばかりが目立って感情移入できませんでした。わたしゃ気づかなかったが映画の電人ザボーガーで、主人公の娘をやった子だそうだ。もう特撮畑でやっていくと決めたのか。

弟役の子もそこそこ良かったしカズシゲも結構よかったし本田ヒロタローはキャラが立ちまくってました。

しかしだ。

途中から何がなんだかわからん筋書きになってしまって、「えっ?」ばかり言っていた。なんであんな変な筋にしたんだろう。

いやね、

娘と息子をさらおうとするのを必死で阻止するジローなんですが、良心回路をもっているがゆえに相手にとどめを刺せない。そこに、ギルが作ったアンドロイドのマリが来て、彼をめためたにする。「あなたは所詮不完全なロボットよ」必死で立ち上がろうとするジローの姿に、昔父親がくれたアイボみたいな簡易ロボットを悪ガキに蹴られて壊された時のことを思い出し(あの映像には涙が出ました)堪えられなくなったミツ子は「私たちが一緒にいくから、ジローを壊さないで。ジロー、私たちを助けるというあなたの任務はここで終わりよ」と言って敵のもとに赴く。そこまではわかりますよ。

しかしその後、マサルの体の中に埋め込まれていた光明寺博士マイクロチップみたいなのを手術で取り出して、ミツ子とマサルはあっさり解放される。それに沿って研究をしろと某大臣に言われ腹を立てたプロフェッサーギルがハカイダーになっちゃって暴れだしてダークの研究所がめちゃくちゃになる。ハカイダーを止めるためにキカイダーが単身戦いに行こうとするが正直ハカイダーの方が強い。悩むジローに向かってヒロタローが言うには、リミッターである良心回路を外せばより強い力が得られる。ただしそこにはジローの人格と呼べるものが備わっているから、外したらその代わりにジローの心が失われるであろうということだった。ジローを止めようとするミツ子に「ぼくはあなただけを守りたいのではなくて、みんなの心を守りたいんだ」と言って良心回路に手をかける。でなんか延々と戦って、ハカイダーを倒して、最後に「ごめん。光明寺博士の心だけは守れなかった」と言って動かなくなったジロー、その頭をかかえて、ミツ子が「私頑張って勉強して、いつかあなたを直してあげる」とか言って終わり。

どうです。わけわからんでしょう。あっさり解放されるのがまずポカーンだし、良心回路をはずすことで悩んでたくだりはいったいどこへ行ったの?ジローの最後のセリフはハカイダー光明寺博士の脳も使われていたってことを暗に言ってるのかなあ。そんなのわかるわけないよ。

いっそのこと、ミツ子とマサルを助けるためにダークの組織に乗り込むジロー、「あなたの任務はもう解いたのよ、命令もされていないのになぜ来たの」とか言われて「僕は機械だけど僕には心がある。ミツ子さんとマサル君を助けたいという心が」とでも言い返して、「僕の人格が失われたとしても絶対にきみたちだけは助ける」で良心回路に手をかける、とでもした方がよっぽどスッキリしただろうに。

あれかね、こういう「よくあるパターン」にしたくなかったとかいうことかね。にしても無茶クチャだ

ああそのギルがつくったクールでビュリホーなマリというアンドロイドはかっこよかったな。現代版ビジンダーでしょうか。何故か某大臣の秘書にちゃっかり納まってるし。彼女には世渡り回路でもついていたのだろうか。

アレンジされて流れてたジローのテーマや、ギルの笛のメロディーは懐かしかった。エンドロールにあの昔のキカイダーの映像と、録音しなおしたキカイダーの主題歌が流れてたけど、それまでにストーリーの訳わからなさですっかり眉間にしわが寄っていたためか、この映像で許してもらおうってことか、虫がいいわと腹立たしく思いました。でもカイメングリーンが映っていたのはちょっと嬉しかった。

「人間に作られたものが、人間以上の力と人間に持たされた心の狭間で苦しみながら戦う」というシチュエーションは、今では珍しいものでもないかも知れませんが、それを初めて描いたのは私にとっては石ノ森先生の作品でした。アトムよりも石ノ森先生。

その代表格の作品を実写化する、気構えとか自分なりの拘り引っ掛かり、この部分は譲れないといったものが感じられなかった。雰囲気やそれらしい単語だけ並べて済ましちゃった感じ。

しかしなんでヒロインは必ずと言っていいほど、謎の組織に殺されそうになってるところにやってきて助けてくれた相手に「いや!来ないで!あっちへ行って」「機械なんかに私の気持ちがわかるもんですか」みたいなこと言うんですかね。私がああいう目に遭ったらもう、きゃーっかっこいい、と思うだろうに。たとえ変身した後があんなかっこいい姿じゃなくてクレクレタコラやミニラみたいであったとしても、やっぱり感謝するし「ちょっと寄って、オイルでもさしていって」と言うだろうと思うんだ。きみもそうだろう?

最後にアレなことを言いますが光明寺博士へのギルの愛憎がなかなか良かったです。もっと掘り下げてくれてもよかったのに。あと、ロボットにとって自分の生みの親に対する愛と尊敬の念って、一種独特なものがあり、今回のジローと光明寺博士の関係といいますか、光明寺博士がジローを大事に育てていたムードがいいなと思いました。ウヘヘヘ(変な笑い方)

ジョジョメダルゲーム通信。

マライヤを引いたよ!やっと緑の戦力が来たと思ったけど調べてみたら今イチ攻撃力不足だって。あー緑が不安なままかあ

でも灰の塔のじじいをぶつけて消化不良になってるよりは美人を使う方が楽しいかな。紅一点だし。と言おうとしたらエンヤ婆が居ましたな(笑)「ワシもまだまだいけるぞい」熟女代表か

あれ、そういえばリサリサが居ないよね?そのうち新キャラで入ってくるかな?波紋使いのアタッカー。華麗な技もたくさん持っているし、これはきっといずれ加わるよね。期待して待ってよう。

なんかいろんなパターンの花京院がいますなあ。目つきの悪い花京院、偉そうな花京院、セル画の花京院(今はセルなんて使わないのかな)全員持ってる人もいるんだろうな。いいなあ。新しいDIOは最強らしいね。あの顔が黒塗りのDIO。うちに来てくれないかなあ~

拍手して下さった方、ありがとうございます!

> Mさま

いらっしゃいませ!わー、Mさんも流星課長お好きでしたか?嬉しいです!ヒゲのOLも笑いましたけどね、「いや!やめて!剃らないで!」「ハン!ほかの男とは違うようね」とかって。なんか全部思い出せる

でも私も流星課長の方が好きです。だって課長さんがかっこいいんだもの。誰かが「戸袋に気を付けろ」とか「挟まれちまったらおしまいだぜ」とかは全然グラムロックじゃない、と言っていて大笑いしました。最終回で奥さんが出るけど顔が映らないというのもいいですね。全体にしりあがり寿さんの漫画は映画っぽいですよね。映画で観たことのある手法とか構図とかお約束をふまえて描いている気がします。

私なんぞ超有名なやじきたは読んでないし、多分全作品の10%くらいしか読んでないと思いますが、でも流星課長は自分が知ってる全キャラクターの中でも何番目かにかっこよくてセクシーだと言い切れるのでそれで満足です(笑)そうか、本名はわからないのか。それを聞いてなんか嬉しいです。

またなんでも気軽に一言下さい~