GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

深夜のワンピース

と書くとなにやら都市伝説とか恐怖小話のタイトルみたいですが

そうではなくてパチンコの待合所のワンピースが面白いという話の続きです。

今は25巻くらいまで行きました。アラバスタ王国の話が終わって、空島にたどりついて、エネルという神様が出てきたあたり。

この原作者も自分が生み出したキャラクターひとりひとりを愛し、大事にしているのだなということがひしひしと伝わってきます。ひとりひとりに歴史が過去があり、意思と意志と信念があり、流れる時間の中で変化したりしなかったりしてその時その時で存在している。主人公にとっての背景とか説明とか効果のためだけに存在しているのではなく。そのエピソードに華を添えるためだけに存在しているのではなく。

主人公が活動しているその同時刻別の場所で、各々の事情によって動いているわけで、それゆえに物語が進んでゆく上で思いもよらない場所で再び出てきて、画面に出ていない間に力や情報を手にしていたのだとこちらは知らされる。そういう、実際に生きて動いているキャラクターの鼓動を見せられると、嬉しくなります。

エースを助けにいった時にミスター3が蝋で鍵をつくってくれて、こんな自分はバカだと思うか、みたいなことを尋ねるシーンをなぜかやけに覚えているのですが、その彼の登場を読めて、あーこの男がなあ、としみじみ出来て嬉しかった。

そして…

クロコダイルですが、これちょっとシャレならん悪役っぷりで正直驚いた。なんかその、卑劣さ、残忍さ、容赦なさ、女子供を虐めるップリ、あまり他に思い出せないくらいの悪役ではないですか?フリーザよりひどくないか(笑)

こいつも後では協力したりしてるしなあ。ドラゴンボールで「なんでズラ王子を迎え入れるんだこの連中は」と思ったのと同じ感触が、ワンピースにもあるのかな。主人公のタイプが似てるしな。

ナンバー1に勝った時のゾロがすごい、かっこよかった。ゾロいいなあ。ゾロってなにげに女にもてるよね。最終回でたしぎちゃんとどうにかならないといいな…たしぎちゃんといえばスモーカーもいいねえ。かっこいい。部下の誇りと悔しさをちゃんとわかっていて、下手な慰めなんか言わないで叱咤する。かっこいいかっこいい。

あとロビンが「私の夢には敵が多すぎる」って涙しながら笑う、あの表情がすごかった。

続きを読むのが楽しみです。ワンピースはどこのパチンコ屋にもあるからいいや。

拍手して下さった方、ありがとうございます!

> Tさま

返事遅れて申し訳ありません~コメントありがとうございます!

ですです、サンジの育ての親の逸話には胸を突かれました。片腕くれてやったり片足くれてやったりしながら、皆ひょうひょうと淡々としてるからなあ。漢字の漢と書いておとこと読むやつです。

私が一番ぐっときたのはあの巨人の二人組の話かな…火山が噴火したらやってきて戦う、それをただひたすら続けている二人組。なによりも互いの戦士としての誇りを尊重していて、相手に異変があると気づいても相手がそれを望むのであればこちらも全力を挙げて戦う、泣きながらでも手を抜かないあの辺りでズンときました。あとはビビちゃんの愛馬…というか愛鳥というか、が傷つきながらも懸命に倒れないで走るところですね。原作ナウシカのカイだかクイだかどっちか、の話を思い出しました。無言で主人のために命をかける動物ってばもう、ダメ

あとは月並みですがビビちゃんに皆が背を向けて左手のバツ印を掲げてみせるところですかね。

そうなんです、だてに売れてるわけじゃないんだなワンピース、と思いました。上記のように、登場人物がひとりひとり生きている感じ。うしおととらのように。あの感じゆえなんだと思います。誰かが久々に再登場すると、ほんとうに「再会した」て感じがします。

またなんでも一言くださいね~!